LINEを活用した新しい大学コミュニケーションツールの登場
transcosmos online communications株式会社は、大学などの教育機関向けにLINE公式アカウントの活用を支援する新たなサービス「KANAMETO for Campus」を発表しました。このサービスは、ソフトバンク株式会社との共同企画で実現されたもので、250以上の地方自治体で使われているクラウドサービス「KANAMETO」を基にしています。
大学DXを推進する「KANAMETO for Campus」
「KANAMETO for Campus」は、大学と学生のコミュニケーションを効率化することを目的としたツールです。LINEを利用することで、在校生や卒業生とのつながりを強化し、重要な情報をスムーズに届けることが可能になります。
近年、ソフトバンクは複数の大学と包括的な連携協定を結び、大学DXの推進に取り組んでいます。この中で、transcosmos online communicationsは、大学向けサービスの開発に注力し、「KANAMETO for Campus」のサービス提供に至りました。
学生に最適な情報提供
このサービスを活用することで、大学は在校生向けに、学年や学部に応じた情報をLINE上で配信できます。例えば、履修登録や就職活動に関するよくある質問への応答をLINEで提供することで、学生と学校職員のコミュニケーションをよりスムーズにします。卒業生には、最新情報やイベントの案内が届くため、母校とのつながりを保つ手助けにもなります。
「KANAMETO for Campus」では、3つの料金プランが用意されています。月額7万円(税別)から利用でき、機能に応じた選択が可能です。
ソフトバンクのコメント
ソフトバンク株式会社の法人体統括 西日本営業本部の貴堂純也氏は、「この新しい学生向けコミュニケーションツールの提供を非常に喜ばしく思っている」とコメント。特に、このツールが学生にとって必要な情報のアクセスを容易にし、大学とのつながりを維持する新たな形を提供することを目指していると強調しています。彼は今後もパートナーシップを通じてサービスの成長に注力したいと述べています。
今後の展望
「KANAMETO for Campus」は、データ連携機能や、留学生向けのメッセージ自動翻訳機能など、今後さらなる機能拡充を予定しています。これにより、より多くの学校法人での活用が期待されており、教育のDXを推進する役割を担います。
会社概要
transcosmos online communications株式会社は、transcosmos株式会社とLINE株式会社(現在はLINEヤフー株式会社)の合弁会社として2016年に設立されました。行政と住民の間のより良い関係を構築することを目指し、様々なGovTechソリューションを提供しています。2017年にはLINEを活用した行政DXツール「KANAMETO」を開発し、サービス展開を行っています。
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