魅力あふれる紙プロダクト製作ガイド
2025年の10月、待望の書籍『デザインのひきだし56』が発売される。特集のテーマは「魅惑の紙プロダクト製作ガイド・2026年版」となっており、デザイナー必携の内容が詰まっている。デザインや印刷、加工技術の情報を分かりやすく紹介し、紙を使ったアイテムを作りたい人に向けた非常に有用なガイドブックである。
紙プロダクトの魅力
紙製品の可能性を探求するこの書籍では、一般的なグッズに留まらず、独自の素材や製作方法にこだわった紙プロダクトが取り上げられている。紙を使った文具、パッケージ、包装製品など、多岐にわたるアイテムと、それを制作する会社を詳細に紹介。これにより、自分のアイデアを実現したいデザイナーやクリエイターたちは、迷うことなく頼れる情報を手に入れることができる。
特集内容の深堀り
この特集では、紙製品の設計や制作における大ロットから少ロットへの対応、その単価をカテゴリ別やロット数別で検索できるインデックスを用意。これにより、読み手たちは必要な情報にスムーズにアクセスできる。さらに各ページにはコスト目安や納期、注意点まで記載されているため、実際の製作に役立てることができる。
豪華な実物サンプル
特集の目玉は、実物サンプルが20種類も付属している点だ。これにより、紙プロダクトの魅力を直接体感できる。たとえば、絵柄をプリントしたノートや、箔押しのシール、オリジナルのテープ、ダイカットコースターなどが用意されており、これらは全て実践的なデザインサンプルとして活用できる。特に、村田金箔の新色「ファイヤーレッド」と「ピスタチオ」を使用した箔見本は、デザインの可能性を広げてくれるだろう。
編集部のおすすめ
さらに、王子マテリアの新しいクラフト紙に関する情報も見逃せない。晒光沢原紙と未晒光沢原紙は、異なる風合いを持つ紙で、実際に印刷した結果を見ることで、ユーザーは多様なデザインの幅を広げることが可能となる。
連載記事や特別インタビュー
本書には、紙だけでなく文字に関する関連記事や特別インタビューも用意されている。「もじモジ探偵団」では木活字についての特集があり、活字印刷の歴史を深く掘り下げる内容となっている。また、名高いデザイナーへのインタビューも収録されており、デザイン業界の裏側をのぞくことができる。
まとめ
『デザインのひきだし56』は、ただのガイドブックではなく、紙プロダクトを制作するための必読書と言える。一つ一つの紹介が、読者のクリエイティブな発想を刺激し、実際の製作をサポートしてくれる。この一冊を手に取ることで、あなたも紙の魅力に引き込まれること間違いなしだ。
書籍情報
- - 書名: デザインのひきだし56
- - 編集: グラフィック社編集部
- - 発売日: 2025年10月
- - 仕様: B5判並製
- - 定価: 2,750円(10%税込)
- - ISBN: 9784-7661-4019-4