Gemini eyeが進化!
2020-07-31 10:51:35
新たな外観検査AI「Gemini eye」で検査精度が飛躍的に向上!
新たなAI技術がもたらす検査革命
近年、製造業における外観検査はAIの導入によって大きく進化しています。その中でも特に注目されているのが、株式会社Pros Consが開発した外観検査AI「Gemini eye」です。これは、自然物や多様な製品の外観を高精度で判別できるようになる革新的な技術です。
Gemini eyeとは?
Gemini eyeは従来の画像処理技術では難しかった、木目や繊維パターン、シボ加工などの複雑な製品の外観検査を容易にすることができます。従来の手法では、これらの製品の見た目が一様でないため、上手に良品と不良品を区別するためには多くの条件設定が必要でした。その点、Gemini eyeは少量の良品画像を学習するだけで、自動的にあるべき良品イメージを獲得し、不良品を見分けることが可能です。
技術的進化
この技術の重要なポイントは、ディープラーニングに基づいて設計されたモデルの最適化です。従来の教師なし学習では、複雑なパターンを正確に学習することが難しかったため、誤って良品を不良品と判定するリスクがありました。しかし、Gemini eyeの最新バージョンでは、より人間に近い感覚で良品を判別できるようになっています。これにより、品質管理が大幅に向上しました。
学習データを活かした実績
具体的な事例としては、木製製品の検査が挙げられます。MVTec Software社の「MVTec Anomaly Detection Dataset Wood」を用いて247枚の良品画像を学習させました。この学習によって得られたデータを基に、複雑な木目模様を持つ製品の良品イメージを獲得し、不良箇所を高精度で検出することが可能となりました。実際の検証結果を見ても、バージョンアップ前後で検出の精度が格段に向上しており、多くの不良品を見逃さない体制が整えられています。
今後の展望と提携の呼びかけ
Gemini eyeは、今後さまざまな分野への展開を視野に入れています。具体的には、木目模様以外にも、不織布や食品など、これまで外観検査が難しかった製品群での検出精度向上を目指しています。また、Gemini eyeのライセンスを持っている既存顧客は、無料で最新版へのアップデートが可能です。
さらに、同社は技術のさらなる普及を目指し、カメラや照明のハードウェアベンダー、自社製品にGemini eyeを組み込みたい企業、販売パートナーを募集中です。興味のある方はぜひお問合せください。
株式会社Pros Consについて
Pros Consは、東工大発のAIベンチャーとして、業界のニーズに応えるAIシステムの開発に注力しています。「使えるAIを皆様のもとへ」をモットーに、さまざまなプロジェクトに取り組んでいます。
詳細な情報やデモを含め、興味がある製品があれば、お問い合わせは公式ウェブサイトやメールにてお待ちしております。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Pros Cons
- 住所
- 東京都江東区富岡一丁目26番15号飯田ビル5階A室
- 電話番号
-