ヘリテージ好調
2024-01-18 17:10:01
ヘリテージ・オークションズ、2023年に過去最高の17億6000万ドルを達成
ヘリテージ・オークションズが2023年に記録的な売上を達成
今年、アメリカのテキサス州ダラスに拠点を置くヘリテージ・オークションズが2023年の総売上高をなんと17億6000万ドルに達し、同社の47年の歴史の中で過去最高となりました。この結果は、2021年と2022年の記録を引き続き更新するものであり、コレクター市場における活況を反映しています。
ヘリテージは、2022年の売上を21%上回る成長を遂げたことも特記すべき点です。多岐にわたる取り扱いジャンルでは、希少なコインやコミックアート、さらにはバットマンのアイテムや米国独立宣言書、多様な分野で数多くのオークション記録が打ち立てられました。特に、米国の人気テレビシリーズのセットなどが出品され、注目を集めました。
CEO スティーブ・アイビーのコメント
ヘリテージ・オークションズのCEOで共同設立者のスティーブ・アイビーは、「昨年は、コレクターたちの衰えを見せない熱意と、魅力的なコレクション品が引き続き広がりを見せる年でした。2024年も引き続き素晴らしい発見や情熱的な探求が広がることを心待ちにしています」と述べています。
収益を牽引した希少コイン
ヘリテージの2023年の成功には、特に米国コインと世界・古代コイン部門が貢献しました。金価格の高騰や市場への需要の高まりから、総売上高は3億6,860万ドルを突破しました。中でも、ハリー・W・バス・ジュニア・コア・コレクションから出品された1870-S 3ドル金貨が552万ドルで落札されるなど、コイン市場は熱気を帯びています。
さらに、このコレクションでは、1829年キャップドヘッド・レフトハーフイーグル プルーフ金貨も288万ドルでの取引が行われ、多くの伝説的なコインがコレクターの手に渡りました。また、日本のコインも盛況で、明治9年の旧20円金貨が198,000ドルで落札されました。
コミックアートの快進撃
2023年中、コミックとコミックアート部門も好成績を収めました。特に有名なフランク・フラゼッタの絵画『ダーク・キングダム』は600万ドルで落札され、この分野の記録を更新しました。その他にも、バットマンが初登場した『ディテクティブ・コミックス』第27号は174万ドルでの落札を達成しました。
スポーツ市場の強さ
また、スポーツ部門においては、ミッキー・マントルが着用したユニフォームやカードが注目を集め、それぞれ468万ドル、450万ドルで落札されました。このように、2023年はスポーツコレクティブル市場でも大きな盛り上がりを見せています。
エンターテインメント業界の影響
エンターテインメント部門でも、大きな成功を収めました。2023年には、スター・ウォーズの撮影用ミニチュアや、人気シットコム『チアーズ』のバーカウンターなど、1000点を超えるアイテムがオークションに出品され、都度の入札の熱気が感じられました。特に、Xウイングが313万5,000ドルで落札されたことは記憶に残ります。
画期的なアート作品
イラストレーションとアメリカン・アートの分野でも、アンディ・ウォーホルやキース・ヘリングの作品が注目され、各々が高額で落札されるなど、コレクター界で話題となっています。特に、ウォーホルの『Andy Mouse』が945,000ドルで落札されたことは見逃せません。
歴史的な品々の取引
ヘリテージは歴史的なアイテムのオークションでも名を馳せています。2023年、独立宣言書の広幅版が289万5,000ドルで落札され、リンカーンの署名入りの名刺写真が181,250ドルで取引されるなど、歴史の重みを感じさせる年となりました。
まとめ
2023年のヘリテージ・オークションズは、コレクター市場の活性化を象徴する年となりました。多彩な品目が記録的な売上を生み出し、収集品への情熱を新たにしました。今後も、コレクション文化の推進に貢献していく期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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Heritage Auctions Japan株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門1-23-1虎ノ門ヒルズ森タワー6階
- 電話番号
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