アフリカ特化ファンドの設立
2025-08-19 09:03:49

アフリカ市場を目指す新ファンド「アンカバードマネックスアフリカ投資事業組合」とは

新VCファンド「アンカバードマネックスアフリカ投資事業組合」が始動



株式会社アンカバードファンドとマネックスベンチャーズ株式会社は共同で、「アンカバードマネックスアフリカ投資事業組合」を設立しました。これは、アフリカ及び中東北アフリカ(MENA)地域に焦点を当てた新しいベンチャーキャピタル(VC)ファンドで、総額30億円の資金調達が予定されています。

このファンドは、2030年までにモバイルインターネット人口が5億人から11億人に増加するという予測を背景に、急速な成長が見込まれるアフリカ市場のスタートアップに資金提供を行い、成長支援をすることで知られています。特に、金融、流通、モビリティ、サステナビリティの4つの分野におけるアーリーステージの企業に注目し、テクノロジーを活用したインフラ機能の創造を目指します。

アフリカの成長市場へのアプローチ


アフリカは2050年までに25億人の人口に達し、経済成長の中心地として期待されています。特に都市化の進展や中間層の拡大は、インフラや金融、物流、エネルギーといった様々な産業において新たな需要を生み出しています。これらの需要に応えるため、ファンドは先進技術を利用したスタートアップへの投資を拡大し、さらには日本企業との連携にも注力していく方針です。

主な投資テーマ


「アンカバードマネックスアフリカ投資事業組合」が注力する主な分野は以下の通りです:
  • - 金融: デジタルソリューションを通じて金融包摂を進め、特に中小企業の金融ニーズに応えることを目指します。
  • - 流通DX: 都市人口の増加に対応した物流インフラやECサイトの立ち上げを支援し、日本企業の製品の販路を拡大します。
  • - モビリティ・都市交通: アフリカ各国での自動車需要の増加に対応したビジネスモデルを構築し、EV推進を視野に入れています。
  • - サステナビリティ: 農業生産性の向上やカーボンクレジット取引など、持続可能な社会に向けた取り組みを支援します。

パートナーシップの強み


アンカバードファンドとマネックスベンチャーズの共同運営は、各社の強みを生かすことでアフリカ市場での新しいビジネス機会を生み出します。アンカバードファンドは現地の起業家とのネットワークを活用し、事業開発や統合の実績を有しています。一方、マネックスベンチャーズは、70億円のファンド運用実績と130社以上への支援実績をもち、信頼性が高い支援体制を構築しています。

両者が協力することで、単なる投資にとどまらず、日本企業とのコラボレーションを促進し、ミッションの一環として経済的リターンと社会的影響を両立させる新しいファンドモデルの構築を目指しています。

投資家の期待


ファンドへの出資に対し、投資家からは高い期待が寄せられています。マネックスグループのCEOである清明祐子氏は、アフリカ市場の急成長と社会課題の解決に向けた持続的な取り組みへの期待感を表明しており、今後のビジネス展開の可能性について言及しています。

本ファンドは、2026年7月末まで財源を募っており、アフリカのテクノロジー分野の成長を支えることを目的としています。投資対象には、アフリカ本社のテクノロジー企業が含まれ、出資規模は1社あたり10万〜200万米ドルを予定しています。

このプログラムを通じて、アフリカの発展に寄与することを目指し、多くの企業や投資家が注目です。


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会社情報

会社名
株式会社アンカバードファンド
住所
北青山2丁目7−13青山プラセオビル3F
電話番号

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