REDSCAN Liteの登場
2025-09-29 09:19:37

オプテックス、簡単設置の高性能侵入検知センサー『REDSCAN Lite』を発表

新たな侵入検知センサー『REDSCAN Lite』の登場



オプテックス株式会社が、2025年9月29日から世界各国で販売を開始する新型侵入検知センサー『REDSCAN Lite』を発表しました。この製品は、高性能なレーザースキャンセンサーでありながら、施工や調整の手間を大幅に削減しています。

REDSCAN Liteの特長



この製品は、対象物の「大きさ」「センサーからの距離」「速度」を正確に識別することができます。具体的には、通常モード使用時に10m×10mの検知エリアを一台でカバーすることが可能です。これにより、複雑な設置手順が不要となり、導入コストの削減も期待できます。

特に、オプテックスが注目したのは、従来のREDSCANシリーズにおける施工の難しさです。人手不足や技術者の入れ替わりが見られる海外市場では、設置ミスや再調整が大きな負担となっていました。しかし、REDSCAN Liteは、これまでの複雑な設定を簡素化し、誰でも簡単に設置できるようにデザインされています。

使用用途と警戒機能



REDSCAN Liteは、多様な場面での警戒に役立ちます。たとえば、重要設備の周辺や屋外との境界を「面のエリア」で警戒し、侵入を検知した場合には、警報機の作動や警備員への通報、さらにはカメラとの連動による侵入者の特定などが行えます。具体的な利用例として、サーバールームや研究施設、さらには薬局や宝石店、美術品保管庫や地下倉庫などが挙げられます。

簡単な施工と調整



REDSCAN Liteの特徴的な機能は、警戒エリアの可視化と簡単な角度調整機能です。従来は特殊な機器が必要でしたが、市販のレーザーポインターを利用することで、検知エリアを簡単に可視化できるようになっています。電源が入る前の現場でも施工を開始できるため、施工の効率が大幅に向上しました。

また、特許出願中の『Auto Area Correction』機能を搭載しており、電源を入れるだけで壁や床を認識し、適切なサイズのエリアを自動で設定します。この機能により、施工後の手間を大きく減少させることが可能です。

さらに、過去100件の検知履歴を記録する『Detection History Analysis』機能も注目されています。これにより、設定変更による検知数の変化をシミュレートし、効果的な設定が行えます。

製品のスペック



REDSCAN Liteは、赤外レーザー走査方式に基づいており、Class 1のレーザー安全規格を満たしています。電源はPoEに対応し、検知エリアは10×10mです。消費電流は最大500mAで、使用温度範囲は-20℃から50℃、保護等級はIP55です。

このセンサーは、すでに国内外の様々な施設での導入が見込まれており、10月1日から3日には東京ビッグサイトでの展示会に出展します。この場で多くの人々にその機能を体験してもらう機会を設けます。

今後の展望



『REDSCAN Lite』は、ハイセキュリティ製品を安価に導入できる新たな選択肢として、海外市場での展開を強化していく方針です。オプテックスは、今後3年以内に年間売上10億円規模を達成することを目指しています。これからも様々な社会課題の解決に寄与するため、センサーを通じたビジネスを展開し、より多くの人々に安全で快適な暮らしを提供していく所存です。


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会社情報

会社名
オプテックス株式会社
住所
滋賀県大津市雄琴5-8-12
電話番号
077-579-8000

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