Hacobuが未来の物流を見据えた会議を開催
2025年6月25日、東京ミッドタウン八重洲カンファレンスにおいて、株式会社Hacobuが主催する「第4回未来の物流共創会議」が行われました。荷主企業のChief Logistics Officer(CLO)や物流リーダー21名が集まり、物流業界の持続可能な未来を共に考える貴重な機会となりました。
物流業界の現状と課題
近年、物流業界は深刻な課題に直面しています。特に、物流2024年問題と呼ばれるドライバー不足や環境負荷の増大は、業界内外での議論を呼んでいます。Hacobuは、こうした問題に対して業界や企業の枠を超えた協力が必要であることを強調し、持続可能な物流の実現を目指しています。
会議の概要
本会議には初参加のメンバーも含む21名のCLOが参加し、次の2つの主要テーマが設定されました:
1. 経営層の意識改革と、物流を経営戦略に組み込む必要性
2. 1対1から多対多(N×N)形式の共同輸配送への挑戦と課題
これまで、物流責任者が直接意見を交わす機会はあまり多くなく、競合他社との協力が難しい状況でした。しかし、今や物流は企業単位の問題ではなく、社会全体で解決すべき課題として重要視されています。
経営層の意識改革の必要性
会議冒頭では、Hacobuの代表取締役社長CEOである佐々木太郎氏が挨拶を行い、「物流の生産性向上が全産業の成長の鍵である」と強調しました。CLOたちは、物流を経営戦略に組み込む必要性を共有し、組織横断的な連携を議論しました。このような体制を構築することで、より効率的で持続可能な物流を目指すべきだと確認されました。
共同輸配送の進化
次の議論テーマである「共同輸配送の拡大」においては、1対1形式から多対多形式へ発展させるための課題が明らかになりました。意識改革や人材育成、利益の分配方法などが論点として挙げられ、各企業の熱意と継続的な対話が課題解決の鍵であることが強調されました。
参加企業の多様性
本会議には、様々な業界から参加した企業があり、旭食品、アスクル、富士フイルムロジスティックスなどの名立たる企業が集結。参加者は互いに意見を交わすことで、物流業界全体の発展に向けた道筋を探りました。
Hacobuの今後の展望
Hacobuは今後も「未来の物流共創会議」を通じて、物流業界における持続可能なインフラの構築を目指し、熱意を持った仲間を増やしていくことを約束しています。社会全体での物流課題解決に向け、一つの道を歩むことで、次世代の物流を切り開いていくことが期待されます。
Hacobuについて
株式会社Hacobuはクラウド物流管理ソリューション「MOVOシリーズ」や物流DXコンサルティングサービスを展開しており、特に物流のデジタル化推進に力を入れています。持続可能で効率的な物流を実現するため、多くの企業と連携し日々の課題解決に取り組んでいます。私たちの未来の物流がどのように変化し、成長していくか、これからの展開が楽しみです。