2025年12月16日、日本経済大学東京渋谷キャンパスで開催された特別講演「インサイト産業とデータサイエンス」では、株式会社アスマークのリサーチャーである里村雅幸氏が登壇し、産業界におけるデータサイエンスの役割について詳しく説明しました。講演のテーマは、データサイエンスが市場調査を通じて企業と生活者をどのように結びつけているか、さらにはデータが意思決定をいかに支えているかという点にフォーカスしています。
里村氏は、データサイエンスを用いることで、ただ数値を並べるだけでなく、行動の背後にある「なぜ」を掘り下げ、その結果を意思決定に繋げるアプローチについて述べました。後半では、回帰分析や因子分析、クラスター分析といった統計手法を具体例として挙げ、ただ数値を解釈することにとどまらず、データの背後にある物語や施策への結びつけ方について学ぶことの重要性を強調しました。
また、データを意思決定に有効活用するために、ログの設計やKPIの整理といった整備が必要である点についても触れ、自らのデータがどのように成果に結びつくのかを理解すべきだと語りました。質疑応答では、実務において特に重要視される「課題設定力」「基礎理解」「ストーリーテリング」の三つの要素について学生たちと意見交換しました。
参加者からは、データ分析の分野で活躍する可能性や、実務にどのように学んだ知識を活かすかに関する前向きな意見が多く寄せられました。多くの学生が、「データサイエンスはただの数字の集まりではなく、人や社会を理解するための重要な道具であることを学んだ」と感想を述べ、自身の学習に対するモチベーションも向上した様子です。
この講演を行った経営学部の寺岡幸二准教授は、学生がデータと顧客理解の重要性を認識することができたと満足し、今後もデジタル人材育成に向けた取り組みを継続していきたいと述べました。今後も株式会社アスマークは、データサイエンスの重要性を広め、次世代を担う人材の育成に寄与していく意向を示しています。
株式会社アスマークは、マーケティングリサーチの領域で多種多様な手法を用いており、調査技術を通じて企業の意思決定を支援するなどの活動も行っています。公式サイトには、詳細なサービス内容や会社の理念が掲載されており、さらに多くの人々にリーチできるよう努めています。このような取り組みを通じて、今後のビジネス環境をよく理解するための基盤を作っていくことが期待されます。