新たなアートの形
2018-11-05 11:10:34
新たなアートの未来を拓く「The Chain Museum」の誕生
アートの未来を変える「The Chain Museum」の挑戦
2023年、遠山正道さんが率いる株式会社スマイルズと、クリエイター集団PARTYが手を組み、新たな会社「The Chain Museum」を設立しました。この新会社は、アートと個人の関係をテクノロジーを駆使して変革しようとする試みです。
アートの新たな視点
アートは長い間、権威や富裕層に影響されてきた歴史があります。しかし、The Chain Museumは個人とアーティストが直接つながり、支援し合う新しいプラットフォームを提供することで、アートのあり方を再定義します。これにより、アートは自律的かつ自由な存在になり、誰もがクリエイティブな体験を享受できるようになります。
The Chain Museumの事業モデル
The Chain Museumは、以下の三つの主要な事業モデルを展開します。
1. ミュージアムの再構築
「ミュージアム」に対する概念を刷新し、小規模でユニークなアートスペースを世界中に創出します。青森県十和田市のラファエル・ローゼンダールによる「haiku」や、東京南青山での「ドクダム by Co.山田うん」など、各地のアーティストとコラボレーションし、さまざまなプロジェクトを立ち上げる予定です。
2. 新たなプラットフォームの構築
視覚アートに触れる機会を増やすため、個人とアーティストを繋ぐ新しいプラットフォームの開発も行います。このプラットフォームでは、鑑賞者が自分の好みや価値観を表現し、アーティストと直接交流し、支援できる仕組みを整えています。小さな支援が集まり、アート活性化の新しい形、次世代のパトロネージュが生まれることを見込んでいます。
3. アートコンサルティング
空間に応じたアート作品のキュレーションやコンサルティングも行う予定です。特定の場に適したアートの提案をすることで、より豊かな体験を提供します。また、The Chain Museumオリジナルのアート作品の提案や制作も行います。
企業の背景
代表取締役社長の遠山正道さんは、食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」をはじめ、様々な事業を展開してきた実績があります。また、PARTYは最新テクノロジーとストーリーを融合させた数々のプロジェクトを行っているクリエイター集団です。これら二社が手を組むことで、さらなるイノベーションが期待されています。
遠山正道と伊藤直樹のコメント
遠山さんは、個々の目線でアートをキュレーションし、ユニークな小規模ミュージアムを作り続ける意義を強調しました。伊藤直樹さんは、アートとビジネス、テクノロジーが交差する場所に新たな可能性を見いだし、ユーザーと共に育むことの大切さを語っています。
未来のアートシーンを目指して
The Chain Museumは、アートが持つ独自の力を活かし、新しいつながりと体験を提供することで、アートシーンに新たな風を吹き込むことを目指しています。アートと個人、さらにビジネスやテクノロジーとの新しい関係を築き上げることで、共に成長できる未来を描いています。この挑戦がどのように実を結ぶのか、今後の展開に期待が高まります。
会社情報
- 会社名
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株式会社The Chain Museum
- 住所
- 東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO
- 電話番号
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