練馬の子どもたちと共に創る新しい公園プロジェクト
練馬区立こどもの森では、「みんなでつくる~ひろがる!こど森」プロジェクトを通じて、子どもたちの声を直接聴きながら、公園の拡張計画を進めています。この取り組みは、自然の中での冒険や交流を重視した遊び場を提供し、子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを育むことを目的としています。
練馬区立こどもの森とは
2015年に整備された練馬区立こどもの森は、樹林地や農地に囲まれた自然豊かな冒険遊び場です。この公園は、NPO法人PLAYTANKによって運営され、子どもたちはたき火をしたり、木に登ったりと、自由に遊ぶことができます。ここでは、自然の素材を使って様々な遊びをすることができ、子どもたちが自発的に探求する環境が整えられています。
プロジェクトの背景
子どもたちが自分の意見を表現する権利は、1989年に採択された子どもの権利条約で保障されています。さらに、最近閣議決定された「こども施策の基本方針」でも、子どもや若者の意見を尊重することが重要視されています。このような社会の流れを受け、練馬区立こどもの森では子どもたちの意見を採り入れた公園の拡張計画を進めることが求められています。
プロジェクトの実施内容
プロジェクトは数段階で行われ、まず4月には「作戦会議」が行われました。この会議では、よく遊びに来ている子どもたちや保護者と一緒に、拡張エリアでやりたいことや望む体験についてのアイディアを出し合いました。続いて7月には、実際に公園で遊ぶ体験を通じて、子どもたちが「どんな遊びがしたいか」をヒアリングする活動が行われました。
意見交換会の開催
8月には、子ども達と共に集めた意見をもとに、公園整備の提案を行う意見交換会が実施されます。これは、体験会でのヒアリングやアンケートの結果をまとめ、子どもたちの声を軸に公園をより良くしていくための重要な機会となります。会場は練馬区立こどもの森で、広く一般にも開かれた場となっています。
NPO法人PLAYTANKの役割
このプロジェクトを主催するNPO法人PLAYTANKは、子どもたちが自然の中で自由に遊ぶ環境を作ることを目指しています。年間で約4万人以上が利用するこの遊び場は、冒険遊び場や親子向けの活動を展開し、外遊びを通じた子育てを支援しています。さらに、他の地域でもあそび場づくりをサポートする活動も行っています。
取材・問い合わせについて
今回のプロジェクトや意見交換会に関するメディア取材も歓迎しています。取材をご希望の方は、NPO法人PLAYTANKの広報担当までご連絡ください。詳しい情報は公式HP(https://playtank.tokyo)にて確認できます。
練馬区立こどもの森における「みんなでつくる~ひろがる!こど森」プロジェクトは、子どもたちと共に創造する場として、地域の宝となることを目指しています。この取り組みを通じて、より多くの子どもたちが自らの意見を言い、参加する経験を持つことができるよう、未来への一歩を踏み出していくのです。