高校生就職支援
2019-11-11 09:00:13
東海エリアの高校生就職支援強化に向けた新たな取り組み
高校生の就職支援を強化する新たな連携
最近、東海エリアにおいて高卒採用に向けた支援が強化されることが発表されました。株式会社ジンジブと一般社団法人アスバシが業務提携を締結し、高校生の就職機会の拡大に向けた取り組みが開始されています。この提携により、ジョブドラフトという高校生向けの求人サイトに、東海エリアの高卒求人情報が強化して掲載されることとなります。
ジンジブとアスバシの目的
株式会社ジンジブは、高校新卒向け求人サイト「ジョブドラフト」を運営し、高校生が自らの進路を考え、企業を選択する手助けを行っています。加えて、企業が優秀な高校卒業生を採用できるよう支援しています。一方、一般社団法人アスバシはキャリア教育を推進しており、インターンシップなどの社会体験活動を通じて高校生をサポートしてきました。
この連携により、両社はそれぞれの強みを活かし、地域の高校生にとってより多くの選択肢を提供することが期待されています。また、これにより高校生が適切な職業選択ができ、企業側にとっても有能な人材を確保できるようになります。
高校生就職の現状と課題
近年、高校生の就職市場は急速に拡大しています。求人件数は約47万件に達し、高卒就職者は毎年約18万人に上ります。しかし、入社後の早期離職率は大卒と比べて高く、特に入社1年目の離職率は17.4%に達します。これに対抗するためには、高校生が的確に自分に合った就職先を見つけることが不可欠です。
提携による具体的な施策
業務提携においては、次のような内容が含まれます。
1. 求人情報の集約: アスバシがサポートする企業の求人情報をジョブドラフトに掲載し、利便性を向上させます。
2. 情報提供活動: 高校生がジョブドラフトを利用できるよう、高校現場での情報提供を行います。
3. 認知活動の展開: ジョブドラフトの認知度を高め、より多くの高校生に利用促進を図ります。
これにより、高校生は多様な企業の情報にアクセスでき、自身に合った職場を選ぶことが可能になります。
アスバシの取り組み
一般社団法人アスバシは、特に高校生にインターンシップの機会を提供し、企業との繋がりを強化しています。また、「高卒プロフェッショナル・キャリア」という考え方を提唱し、高校卒業後の進路選択において就職を魅力的な選択肢と位置づけています。同団体は、2012年の設立以来、1,000名以上の高校生に対して支援を行っています。
今後の展望
今回の業務提携は、東海エリアにおける高校生の就職環境を改善する第一歩です。高校生が自らのキャリアを主体的に考え、ミスマッチを減らした就職活動ができるよう、継続的な支援が期待されます。また、企業にとっても、優秀な高校卒業生を安心して受け入れる環境が整い、地域経済の発展にも寄与することでしょう。
今後は、地域全体で高校生の可能性を最大限に引き出していくための取り組みがますます重要になっていくと考えられています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ジンジブ
- 住所
- 大阪府大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー14階
- 電話番号
-
06-7777-7779