新日本建物が進める新しい木造5階建てマンション開発の目指す未来
株式会社新日本建物は、グループ企業である株式会社タスキホールディングスの一部として、木造5階建て投資用マンションの開発に着手しました。この新しいプロジェクトは、「ルネコート」シリーズの一環として位置付けられ、既存の4階建てモデルよりもさらなる賃貸面積の拡大を目指しています。
木造5階建てマンションの革新
このプロジェクトの特筆すべき点は、建築規制の課題を技術的に克服したことにあります。新日本建物は、従来の4階建てマンションと比べて、賃貸面積が最大で25%も増加すると同時に、工期も短縮され、建設コストは約半分に抑えられる見込みです。このようなプロジェクトを実施することにより、過去には黒字化が難しかった物件も事業化することが可能となります。つまり、収益性の向上が期待できるのです。
加えて、木造5階建てマンションは、居住中に生じる二酸化炭素の排出を抑えた低炭素建築としても計画されており、カーボンニュートラルな社会を実現するための一助となることを目指しています。
ルネコートシリーズの魅力
新日本建物が展開している「ルネコート」シリーズは、耐火構造を採用し、木造4階建ての実現を目指した商品ラインです。このシリーズは、国土交通大臣が評価する住宅性能評価にて、3世代以上にわたって使用できる劣化対策等級3を取得しています。また、省エネルギー性能基準の「ZEH-M Oriented」認証も取得し、高性能かつ高付加価値な物件を提供しています。
たとえば、現在進行中の物件「ルネコート西大井」は、東京都品川区に位置し、2025年3月の竣工を予定しています。物件はJR横須賀線「西大井」駅から徒歩5分の距離にあり、延床面積は477.40㎡です。この物件はエネルギー消費性能においても高評価を受けています。
認証と持続可能な社会への取り組み
「ルネコート」シリーズが取得する認証には、ZEH-M Orientedと劣化対策等級があります。ZEH-M Orientedは、室内環境の質を維持しつつ、エネルギー消費を20%以上削減することを求める基準です。また、劣化対策等級は建物の耐久性を評価するもので、「ルネコート」シリーズは最高ランクである等級3を獲得しています。
これに加え、タスキホールディングスグループは、持続可能な社会の実現に向けて、「環境負荷の低減」や「DX推進」、人的資本経営に関する課題に積極的に取り組んでいます。このように、同グループは高付加価値物件の開発を通じて、環境に優しい持続可能な社会の構築に貢献し続けることを目指しています。
企業情報
株式会社新日本建物は、東京23区を中心に、新築マンションや物流施設、オフィス開発を行う総合不動産デベロッパーです。その企業理念は「変わること、変わらないこと」とし、マーケットのニーズに応じた不動産ソリューションを提供しています。
企業のウェブサイトで最新の情報や物件についての詳細を確認することができます。持続可能な未来を目指す新日本建物の新たな挑戦に、今後も目が離せません。