宿泊施設の未来を切り開くイノベーション
日本の宿泊業界において、効率化と省人化が求められています。そんな中、株式会社デバイスエージェンシーが開催した「ホテル・レストラン・ショー & FOODEX JAPAN in 関西 2025」では、新たな技術「AdvaNceD IoTシリーズ」が注目を集めました。
AdvaNceD IoTシリーズが実現する省人化
この新しいシリーズは、宿泊施設における業務効率化を実現するための技術で、特に無人運用が可能なシステムに重点を置いています。実際に展示されたのは、以下の革新的な製品です。
1. スマートチェックインシステム
ゲストは自分のスマートフォンから情報を入力できる「事前チェックイン」や「スマホチェックイン」を通じて、非常にスムーズにチェックインが可能です。さらに、客室の鍵はスマートロック、カードキー、物理鍵の各オプションに対応しているため、利用者にとって利便性が高まります。その他にも、朝食券や駐車券の発行、デイユース受付など、多彩なオプションが用意されています。
2. セルフスーツケース預かりサービス
続いて注目されたのが「バゲッジストレージ」。これは、チェックインの前後に無人で荷物を預かるサービスです。ゲストはQRコードを利用して、セルフで預け入れや決済、受け取りを行うことができます。筐体デザインもカスタマイズでき、使いやすさと見た目を兼ね備えています。
3. キャッシュレスランドリー
アプリ不要で、ゲストのスマホを使って支払えるキャッシュレス洗濯機と乾燥機。多言語対応が施されており、インバウンドのお客様にも非常に使い勝手が良いです。かつ、売上や稼働状況はクラウド管理が可能で、業務の効率化を図ることができます。
4. クラウドスマートロック
このシステムは、1部屋あたりのロック利用料が100円/月とリーズナブルで、スマートチェックインと連動し、自動でパスコードを発行します。完全自動化された受付業務は、宿泊施設の運営を劇的に支援してくれることでしょう。
5. スマート客室内線電話
従来のPBXを必要としないクラウド内線電話は、フロント人員が少ない宿泊施設にも最適です。タブレットやスマートフォンで手軽に運用可能で、低コストで導入ができます。
さらに広がる無人運用の可能性
展示会では、観光客向けの電動3輪バイクシステムの無人レンタルサービスも紹介されました。このシステムは、免許証やスマホ決済を使い、鍵の引き渡しから返却まで無人で完結させるものです。現在宿泊施設での導入を模索しているとのことです。
未来への展望
株式会社デバイスエージェンシーは今後も宿泊業務の効率化をサポートするため、IoT技術を活かした新しいソリューションの開発に努力していく姿勢を示しています。製品に関する詳細や導入についての相談は、公式製品サイトを通じて気軽に問い合わせ可能です。これからの宿泊業界における変革の一端を担う企業として、注目を浴びることは間違いありません。