宮崎のソウルフード「ジャリパン」が復活!
1926年創業、宮崎県民に長年愛されてきたパン屋「ミカエル堂」。同店は、地元で人気の菓子パン「ジャリパン」発祥の店としても知られていました。しかし、設備老朽化や材料費高騰などの理由から、2023年3月に惜しまれながら閉店しました。
多くの宮崎市民にとって、ミカエル堂とジャリパンはかけがえのない存在でした。閉店を惜しむ声が多く聞かれ、その味を後世に残したいという思いが、事業承継という形で現実のものとなりました。
事業承継マッチングプラットフォーム「relay」
ミカエル堂の事業承継は、事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」を通じて実現しました。relayは、オープンネームで事業承継を行う画期的なプラットフォームとして注目を集めており、企業の想いをストーリー化し、後継者候補を広く募集しています。
relayを利用したミカエル堂の後継者募集には40名を超える応募があり、その注目度の高さがうかがえます。多くのメディアもこの話題を取り上げ、ジャリパン復活への期待が高まりました。
新店主はミカエル堂のジャリパンで育った人物
選ばれたのは、宮崎県出身で、学生時代からミカエル堂のジャリパンを食べて育った株式会社egumiculture代表取締役の大津伸詠さん。大津さんは、ミカエル堂の屋号とレシピを受け継ぎ、新たな店舗をオープンしました。
11月14日、新たなスタート
新店舗は宮崎市中央卸売市場・市場商店街(カンカン通り商店街)に2024年11月14日オープン。オープン前日には、3代目店主である都成五男さんとの引継ぎセレモニーが開催されました。約100年の歴史に幕を閉じ、バトンを渡した都成さんと、9月からレシピを習得してきた大津さん。セレモニーには、互いの信頼関係が感じられる温かい雰囲気に包まれました。
relayの取り組み
relayは、国内の事業承継マッチングプラットフォームにおいて、商談率・成約率3年連続No.1の実績を誇ります。全国の自治体・商工団体と連携し、地域事業の望まない廃業を減らす取り組みにも力を入れています。
ジャリパン復活への期待
ミカエル堂とジャリパンの復活は、地域住民にとって大きな喜びです。大津さんの熱意とrelayのサポート体制によって、宮崎のソウルフードが再び多くの人々の笑顔を呼ぶことでしょう。今後、新店舗でのジャリパン販売に期待が高まります。
ミカエル堂とジャリパンの歴史と未来
長きにわたり愛されてきたミカエル堂とジャリパン。その歴史と伝統を守り、未来へと繋いでいく大津さんの挑戦は、多くの人々に感動と希望を与えてくれます。宮崎の食文化を象徴する存在として、新たな歴史を刻むであろうミカエル堂の未来に注目が集まります。