イチエ建匠の住宅デザインが世界的な栄誉を受賞
イチエ建匠が設計した住宅「懐かしき中の新しき家」が、A’ Design Award & Competition 2025の空間デザイン賞を受賞しました。この受賞は、イタリア・コモで開催される国際的なデザインコンペティションで、その重要性は高いものです。この賞は、社会に新しい価値や提案をもたらす優れたデザインに贈られ、様々なカテゴリが存在しています。
受賞式は2025年7月17日、歴史のあるTeatro Sociale(テアトロ・ソシアーレ)で行われました。ここは1800年代から続くオペラ劇場で、多くの芸術作品がここで演じられてきました。その美しい空間に立つことで、受賞の喜びが一層深まりました。
美しい街コモでの受賞式
受賞式の場がイタリアのコモというのも大きな意味を持っています。コモは湖と山に囲まれた素晴らしい自然環境が魅力の街で、歴史を感じる街並みと文化が交差し、どこを歩いても心を豊かにしてくれます。この特別なエネルギーが、受賞とともに私たちの心に刻まれました。
特にTeatro Socialeの内部は、荘厳な天井画や煌びやかなシャンデリアなど、まさに芸術品そのものであり、そのような空間で「懐かしき中の新しき家」が展示されたことは、私たちにとって特別な体験となりました。
デザインの力を再認識する体験
受賞式では、数多くの国から集まったデザイナーたちが、それぞれの作品を披露していました。異なる文化背景から生まれたアイデアや表現方法に触れることができ、非常に刺激的でした。デザインは単なる造形ではなく、「人をつなぐ共通の言葉」であるという認識が、特に強く印象に残りました。
審査員の言葉「デザインは世界をより良くできる」というメッセージも、私たちの胸の内に響き渡りました。厳格な審査を受けた成果としての受賞は、これまでの努力の結晶であり、次の活動への新たな原動力ともなりました。
「懐かしき中の新しき家」の誕生
「懐かしき中の新しき家」は、日々の生活に寄り添いながら季節の移ろいを楽しむことができる住宅です。このデザインには、屋根の勾配を生かした開放的な勾配天井のリビングや、段差のないフラットフロアが採用されており、将来の安心を考慮した設計が施されています。
家事効率を高めるための回遊動線や、書斎や客間としても使える掘りごたつ付きの和室など、機能性と快適さが両立した居住空間が実現されています。また、全体を包む方形屋根は、懐かしさを感じさせながらも現代的な暮らしやすさを提供しています。このように、心に残る美しい風景と現代的な生活が共存した住宅が「懐かしき中の新しき家」です。
結びに
このたびの受賞は、ただの表彰にとどまらず、我々のデザイン活動における新しい挑戦への足がかりとなるでしょう。今後も、イチエ建匠は「懐かしく、新しい」住宅を提案し続けていく所存です。住宅に関する詳しい情報は、公式サイトをご覧ください。