緩和ケア病棟再開
2025-11-01 08:19:02

聖隷佐倉市民病院、2025年11月に緩和ケア病棟が再オープンします

聖隷佐倉市民病院、緩和ケア病棟再開へ



社会福祉法人聖隷福祉事業団が運営する聖隷佐倉市民病院において、2025年11月1日(土)より、長らく休止していた緩和ケア病棟が再開されることが決まりました。この病棟は、がんなどの重病で闘病中の患者さんとそのご家族が、心穏やかに過ごせるよう多職種の専門チームによるきめ細やかなケアを提供します。患者さんの「自分らしさ」を大切にした支援を行うことを重視しています。

緩和ケアの重要性


「緩和ケア」とは、がん患者が抱える痛みやつらさを和らげ、より良い生活を送るための重要な医療です。患者さんに寄り添い、痛みの緩和を図ると共に、精神面でのサポートも行います。当院では、患者さんにとっての「自分らしさ」が何よりも大切だと考えています。

歴史と進化


聖隷佐倉市民病院の緩和ケア活動は、2005年7月に始まりました。その後2007年には専用病棟が改修され、2008年には印旛山武地域初の緩和ケア病棟として認可を受けました。しかし、2020年4月以降は新型コロナウイルスの影響を受け、専用病棟の運用を一時休止し、一般病棟での診療を続けてきました。

新しい療養環境の整備


再開される緩和ケア病棟では、全室個室を採用し、静かで落ち着いた療養環境を実現します。患者さんは、ご家族と気兼ねなく過ごす時間を大切にできるようになります。また、ご家族が安心して過ごせるための設備も充実しています。特に、談話室や家族控え室、キッチンを用意し、必要に応じてご家族が宿泊できるように配慮されています。

多職種による総合的なサポート


当院の緩和ケアチームは、医師や看護師だけでなく、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、歯科衛生士、ソーシャルワーカーなど、さまざまな専門職が連携してサポートを行います。痛みや心の不安、日常生活でうまくいかないことなど、がんによるさまざまな辛さに寄り添います。

再開に寄せて


緩和ケア病棟の再開にあたり、私たちは「患者さんとそのご家族が心穏やかに過ごせること」を最大の目標に掲げています。全力でのサポートを約束し、安心して相談できる環境を整えてまいります。ぜひお困りのことがあれば、総合相談室にご連絡ください。対応チームがしっかりとサポートいたします。

受診や相談について


当院の緩和ケア病棟は、がん治療を経た患者さんを対象としております。具体的な受診のご相談は、平日の8:30から17:00の間に、総合相談室までお問い合わせください。電話番号は043-486-8111です。

社会福祉法人 聖隷福祉事業団 聖隷佐倉市民病院は、2004年に開設され、キリスト教精神に基づく「隣人愛」に則り、患者本位のより良質な医療を目指して、最善を尽くしております。病床数は399床です。コロナ禍を乗り越え、再び患者さんに寄り添い、充実した緩和ケアを提供していく所存です。


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会社情報

会社名
社会福祉法人 聖隷福祉事業団
住所
静岡県浜松市中央区元城町218-26聖隷ビル
電話番号
053-413-3300

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