ギターセンターがo9デジタルブレインの利用範囲を拡大
米国における最大の楽器小売チェーン、ギターセンター社が、o9ソリューションズのサプライチェーンプランニングプラットフォームであるo9デジタルブレインの利用を拡大し、商品財務計画(MFP)の最適化を進めることを発表しました。この取り組みは、同社のビジネス運営におけるさらなる効率化と生産性の向上を目指すものです。
ギターセンター社は2016年にo9デジタルブレインを導入し、分断化されていた計画プロセスを統合しました。これにより、意思決定の最適化を図り、オムニチャネルにおける新品および中古品の売上管理が強化されました。o9デジタルブレインの導入以降、ギターセンター社は業務の効率化だけでなく、自動化を通じた労力の軽減にも成功し、従業員はより付加価値の高い業務に注力できるようになりました。また、粗利率や在庫回転率の改善といった具体的な成果も挙げられています。
今回の利用拡大により、ギターセンター社はブランドやカテゴリー、在庫セグメント、ベンダー、オムニチャネルプランニングといった新たなビジネス領域でもo9デジタルブレインを活用します。今後は、高度なシナリオプランニングやリアルタイムのコンセンサスプランニング、OTB(Open to Buy)管理といった機能が導入される見込みです。
ギターセンターの経営者のコメント
ギターセンター社の在庫管理シニアバイスプレジデント、レモ・プッチオ氏は、「o9ソリューションズは、8年以上にわたる信頼できるパートナーです。私たちが直面していた課題は、増加するシステムとプロセスを全社的に統合することでした。o9は私たちを支援し、実店舗とECの予算計画プロセスを一つのオムニチャネル計画へと統合しました。このMFPプロジェクトは最も成功したプロジェクトの一つと評価されており、その使いやすさとカスタマイズ性によって、初期モデルはわずか12週間で構築されました」と語りました。
さらに、プッチオ氏はo9ソリューションズの特長を挙げ、「トップダウンとボトムアップのアプローチが可能なため、計画業務に柔軟性が生まれ、一貫した業務プロセスが構築されました。o9は私たちのビジネスチャンスを見極め、成果を最大化するための強力なツールであり、月次業務サイクルの支えとなる信頼性の高いソリューションです」と続けました。
o9ソリューションズの貢献
o9ソリューションズのCEOで共同創業者のチャクリ・ゴッテムカラは、ギターセンター社が早期に経営計画基盤への投資を決定し、MFP業務の効率化を実現したことに感謝の意を示しました。「この変革により、コントローラーやプランナーは手作業から解放され、より戦略的な業務に専念できるようになっています」と語り、今後のサービス展開への期待を寄せました。
まとめ
今回の発表は、ギターセンター社がo9デジタルブレインを通じて、さらなる業務の最適化と効率化を目指していることを示しています。サプライチェーンプランニングの分野でのリーダーとしての地位を更に強化していくであろうギターセンター社の動向から目が離せません。o9デジタルブレインは、その卓越した機能を駆使し、今後の変革を支える重要な存在となるでしょう。