次世代の女性リーダーを目指す川上真生子の挑戦と受賞
このたび、株式会社キッチハイクの取締役であり、「こどもと食文化の地域未来総研」の所長を務める川上真生子氏が、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」が主催する『WE CHANGE AWARDS 2025』で個人賞を受賞しました。このアワードは、働く女性のエンパワメントを目的としており、女性の活躍やダイバーシティ推進に真剣に取り組む人々や企業を称えるものです。
WE CHANGE AWARDSとは
『WE CHANGE AWARDS 2025』は、2021年から始まった女性支援の一環としての取り組みで、既に成功している個人や企業を表彰するのではなく、本気で変わろうとしている人々を評価することを目的としています。特に、将来が期待される次世代の女性リーダーを見出し、彼女たちの経験や業績を社内外に広めることが重要視されており、川上氏もその一人として選出されました。
受賞の背景
川上氏の受賞理由には、彼女が展開している「保育園留学」などの地域滞在プロジェクトが大きな要因です。これは、親子で地域に滞在し、子どもが主役となって地域の魅力を経験する取り組みであり、育児と地域密着の新しい形を提案しています。また、彼女自身が妊活や育休を公然と語り、ライフイベントとキャリアを両立させる新たなロールモデルとなることにも挑戦しています。
川上氏は役員としての職務を持ちながら育休を取得し、周囲にその重要性を認識させるために行動してきました。彼女の経験は、ライフステージに合わせた人事制度「LIFE」の立ち上げにもつながり、企業文化や働き方において新たな変革をもたらすインパクトを持っています。このような背景から、彼女は約180件の応募から個人賞に選出されたのです。
授賞式の模様
授賞式は3月5日に東京ミッドタウン日比谷で行われ、審査員から盾が贈呈されました。川上氏は、自身の受賞について「このたび光があたったことを大変嬉しく思います」とコメントし、さらに「自分たち自身も社会を変えるスタートアップとして、次世代に向けて影響を与える存在でありたい」との抱負を語りました。
川上真生子のプロフィール
彼女は東京大学を卒業後、楽天株式会社に入社。ECコンサルタントや社長秘書を経て、2017年にキッチハイクに入社し、現在も地域創生を推進する事業に取り組んでいます。地元・福岡で育児を行いながら地域との連携を深め、自らの経験をもとにした活動は多くの注目を集めています。
女性リーダーのあり方
川上氏は、女性リーダーに対する固定観念についての認識を持ちながら、周囲の期待に応えようとするプレッシャーに直面してきました。しかし、彼女は「スーパーウーマンではない自分」を受け入れ、リーダーとしてのあり方を見直すことが重要だと強調しています。すべてを完璧にこなすことは難しいが、自分にとってのベストなバランスを見出すことが大切であるとしています。
これからの展望
川上氏は今後も「保育園留学」や地域文化の発展を通じて、次世代の女性たちが自分の道を選ぶ手助けをしたいと考えています。自身の経験を通して、若い世代に夢を抱かせ、未来を切り開くことを目指しています。川上氏の取り組みや理念は、今後も地域創生や女性活躍推進の重要な参考となることでしょう。彼女の挑戦は、次世代に向けて大きな影響を与えることが期待されています。