DHL ExpressとSAF One社のSAF供給契約
国際エクスプレスのリーダー企業DHL Expressが、持続可能な航空燃料(SAF)の開発会社であるSAF Oneと、バーレーン産のSAFに関する長期購入契約を締結しました。この契約により、DHLのグローバルなSAF調達網に中東の拠点が新たに加わります。この取り組みは、国際的な輸送における低炭素化に寄与することを目指しています。
契約の内容と影響
今回の契約では、2028年から10年間にわたりDHL Expressが年間25,000メトリックトンの未混合SAFを受け取ることになります。つまり、契約期間中には合計250,000メトリックトンが供給される見込みです。この燃料はSAF One社のバーレーンにある工場で生産され、その後DHLの地域や国際的な航空ネットワークで使用されます。
DHL Express MENA地区のCEO、Abdulaziz Busbateは、「中東が低炭素航空への移行において中心的な役割を担うことができるのを非常に誇りに思います。SAF One社との協業により、地域の環境負荷を軽減し、顧客に信頼性の高い持続可能な輸送ソリューションを提供できるようになります」とコメント。これは、バーレーンと中東地域に対するDHLの長期的なコミットメントを示しています。
中東初のSAF製造施設
DHL Expressのグローバルネットワークオペレーション&アビエーション担当EVP、Travis Cobbは、この契約を「持続可能な航空輸送を新たな標準にするための大きな一歩」と表現しました。地域の供給源を持つことで、DHLはレジリエンスを向上させ、地域のイノベーションが世界的な気候問題に与える影響を結びつけることができると語りました。
SAF One社の共同創業者兼CEO、Deepak Munganahalliは、「DHLとの契約締結は中東地域におけるSAF製造施設の実現に向けた重要なステップであり、これを支えてくださった全ての関係者に感謝します」と述べています。
環境へのメリット
バーレーンのSAF One工場は、再生可能原料と次世代技術を用いて高品質のSAFを生産することで需要に応じた大量生産を可能にしています。DHLとの契約は、需要の安定を図りながら中東におけるクリーンエネルギーのインフラ発展を助けるものです。この契約はまた、DHL Expressの長期的な燃料調達戦略の一部であり、地球温暖化対策として重要な役割を果たします。
本契約により生産されたSAFは、「ブックアンドクレーム」方式を通じてDHLの低炭素型輸送ソリューション「GoGreen Plus」に統合されます。この仕組みを利用すれば、SAFが搭載された便がどこから発信されても、その環境への貢献を享受することができます。
温室効果ガスの排出量管理や脱炭素目標への進捗管理にも活用でき、DHLの取り組みは持続可能な未来に向けての解決策を提供しています。DHL ExpressとSAF Oneの提携は、環境に優しい航空輸送の実現に向けた画期的な進展を示しています。