大腸がん患者のための支援グループ「GCCA JAPAN」の設立
大腸がん患者のための新たな支援グループが誕生しました。その名も「GCCA JAPAN」。このグループは、認定NPO法人キャンサーネットジャパン(CNJ)とGlobal Colon Cancer Association(GCCA)の協力により、同病に苦しむ患者とその家族を支える場として設立されました。
「GCCA JAPAN」は、毎月一次のペースでオンライン開催される「大腸がん患者交流会」を通じて、患者さん同士やその家族が自由に交流し、情報を共有できる機会を提供します。また、特に注目されるのは、9月、11月、1月に開催される専門医による大腸がんセミナーで、これは日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)との共催で行われます。これにより、最新の医療情報や治療法について専門家から学ぶことができます。
大腸がんの現状
日本国内における大腸がんの罹患率は年々増加しており、男女を問わず毎年15万人以上が新たに診断されています。部位別で見ると、大腸がんは男女合わせた場合の罹患者数第1位という非常に深刻な状況です。このような中で、特定の疾患に特化した患者会が存在しなかったことに対するニーズが高まりました。
特に、患者や医療関係者からは、大腸がんに特化した支援グループの設立が強く求められていました。そこで、CNJはGCCAや大腸がんサバイバーと協力し、皆さんの安心や希望の拠り所となる「GCCA JAPAN」を立ち上げることになりました。
オンラインイベントの詳細
「大腸がん患者交流会」は、Zoomを利用したオンライン形式で行われます。参加対象は、大腸がん患者やその家族、パートナーとなりますが、特別にセミナーはどなたでも参加可能です。定員は100名で、事前申し込みが必要ですので、ぜひお早めにお申し込みください。
- - 開催スケジュール:毎月1回
- - 開催方法:オンライン(Zoomミーティング)
- - 参加費:無料
- - 申込締切:各開催日前日の18:00
GCCAとCNJの使命
GCCAは、世界中のどこでも質の高い大腸がんのケアを受ける権利があるとの理念に基づき、啓発活動と患者支援を行っている国際的な組織です。この団体は、会員間の連携を通じて、患者の声を広げる活動をしています。
一方、CNJは2016年に認定NPO法人となり、がん患者が自らの意思で治療に臨むための科学的情報の提供を使命としています。これまでにも様々なキャンペーンやセミナーを行う中で、患者が自分らしくがんに向き合える社会の実現を目指しています。
さあ、参加しよう!
大腸がん患者であるあなた、またはそのご家族の皆さん、ぜひ「GCCA JAPAN」に参加してみてください。新たな出会いや大切な情報が得られるかもしれません。お申し込みは特設サイトから行けますので、詳細も併せてチェックしてみてください。皆様とお会いできることを心より楽しみにしています。