安全点検のデジタル化を進める「GENBAx点検」
SORABITO株式会社が開発した「GENBAx点検」が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されました。このシステムは、新しい技術の活用を促進するために、情報の共有を目的としたデータベースです。
「GENBAx点検」とは、建設現場における安全点検のデジタル化を図るもので、現場の業務理解を基に開発されています。建設業界は人手不足やデジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れといった多くの課題を抱えていますが、この点検システムはその解決に向けた一歩となることを目指しています。
NETIS登録とその意義
「GENBAx点検」は、NETIS番号【KT-240125-A】として認定されました。この登録により、建設業界全体での効率化に向けて、多くの企業に導入される可能性が高まります。実際に導入を進めるには、元請企業の担当者や協力会社の理解と協力が不可欠です。これにより、業務の負担を軽減し、日々の作業を簡素化することが期待されています。
3つの特徴
「GENBAx点検」には以下の3つの特徴があります。
1.
スマホで点検できる
点検作業はすべてスマホで行うことができ、建設機械や設備の点検、さらには作業員の健康チェックも含まれています。QRコードによるログインで、面倒なユーザー登録が不要になり、効率的な運用が実現されています。
2.
リアルタイム集計・共有
スマホから入力された点検結果はリアルタイムでパソコンに反映されます。これにより、作業状況の即座な確認が可能で、点検表の回収も不要になります。点検アラート機能によって状況把握が容易になり、業務がさらに効率化します。
3.
電子承認機能
自社内での承認手続きがスマートになり、パソコンやスマホでいつでも承認が完了できるようになります。多段階承認機能により、従来のような紙の点検表の回覧が不要になり、スムーズに業務が進行します。
SORABITO株式会社について
SORABITO株式会社は、建設現場のスマート化を目指し、様々なサービスを提供しています。同社のビジョンは「建設のあらゆる現場をスマートに」で、主なサービスには建設機械のレンタル業務のデジタル化を支援するSaaS「i-Rentalシリーズ」が含まれています。レンタル注文のオンライン化や点検業務のペーパーレス化が進められており、業界全体において導入が広がっています。
現場のデジタル化は進んでおり、今後の建設業界の発展に期待が寄せられています。「GENBAx点検」を通じて、安全点検業務がより効率的になることを多くの関係者が願っています。
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【会社情報】
- - 社名:SORABITO株式会社
- - 代表者:代表取締役博多 一晃
- - 本社所在地:東京都中央区日本橋茅場町1丁目9番2号
- - 設立:2014年5月12日
- - URL:SORABITO公式サイト