企業の電力契約見直し調査、料金の安定性が重視に
デジタルグリッド株式会社が行った調査によると、企業の電力契約見直しに関する意識は、近年のエネルギー価格高騰を受け、より現実的かつ慎重になっていることが明らかになりました。高圧・特別高圧電力を契約している約1000名の担当者が参加したこの調査は、企業が電優先する要素を具体的に明らかにしています。
調査結果の概要
調査結果によると、企業は「10%以上の削減効果」を経済的な契約切り替えの一つの基準としており、その一方で「料金の安定性」を最も重視するとの意見が多数を占めていました。特に、電力会社選定に関しては、コスト削減の効果よりも安定的な料金体系を重視する声が目立ちます。
具体的には、コスト削減効果を最優先する企業は41.9%であり、次いで料金の安定性が31.0%、事業供給の安定性が30.8%と続きました。また、契約条件の柔軟性も多くの企業にとって大切な要素となっています。
比較・判断が難しい要因
さらに、電力契約の見直しを行う中で、多くの企業が「将来の料金変動リスクの予測」に対して難しさを感じていることも調査から浮き彫りになりました。約3割の企業が、契約期間や解約条件、また複雑な料金体系の比較にも苦労していると回答しています。
電力量料金の把握状況
電力利用明細の確認状況についても、57.5%の企業が「電力量料金と請求料金のみを見ている」と回答しており、詳細な明細まで把握している企業は少数派です。実際、企業は電気代の全体的な把握はできているものの、内訳まではしっかりと確認していないと言えます。
削減効果の期待
「どれぐらいの削減効果があれば電力会社を切り替えたいか」という問いに対しては、「10%」(47.2%)と「15%」(19.6%)を合わせた割合が全体の約7割に達し、企業の多くが10%以上の削減効果を切り替えの基準としていることがわかります。
安定性重視の傾向
料金契約見直し時に「料金の安さ」と「料金の安定性」を比較したところ、なんと51.7%の企業が料金の安定性を優先するとの結果が出ました。これは、単なる短期的なコスト削減よりも、将来的な価格変動リスクを抑えることの重要性を理解している企業が増えていることを示しています。
比較情報の必要性
意外にも、約8割の企業が「第三者の意見や比較情報が必要だと感じた」と回答しており、より客観的なデータを求める声が高まっています。このようなニーズに応えるのが、デジタルグリッドのデジタルグリッドプラットフォーム(DGP)です。
デジタルグリッドの取り組み
デジタルグリッドは、エネルギーの未来を切り拓く存在として、電力及び環境価値取引プラットフォーム「DGP」を運営し、持続可能でエネルギー制約のない社会を目指しています。1300社以上の企業が参加し、全国各地で1800超の発電拠点と連携し、電力取引を行っています。このような取り組みを通じて企業の変化するニーズに応え、健全なエネルギー流通を実現していきます。
私たちは今後も企業の電力契約における見直しの重要性を訴えながら、持続可能なエネルギー社会の構築に向けて努力を続けてまいります。