1台でタイムスタンプと電子署名を実現する新端末が登場

新しい時代の文書管理を支える「APX2-TSI3/SP」

株式会社アイ・オー・データ機器は、8月上旬から、電子文書の改ざん防止と真正性を確保するための専用端末「APX2-TSI3/SP」の販売を開始しました。これにより、デジタル化が進むさまざまな業種において、信頼性の高い電子データの取り扱いが実現します。

近年、ビジネス文書や契約書がデジタル化される中、データの信頼性を保証するためには、改ざん防止や存在証明の仕組みが不可欠です。その中で新たに登場した「APX2-TSI3/SP」は、タイムスタンプと電子署名の両方を1台で提供し、ユーザーが求める多様なニーズに応えます。

APX2-TSI3/SPの特徴

「APX2-TSI3/SP」は、PDFやOffice文書、さらには画像や動画ファイルといった多様なファイル形式に対応しており、1日に約8,000件のタイムスタンプ処理が可能です。また、電子署名機能を利用することで、長期的なストレージニーズにも対応した信頼性の維持に寄与します。

さらに、導入から5年間は追加のタイムスタンプ費用が発生しないため、コスト効率も非常に高い点が特徴です。これによって、特に医療や法務、建設、教育、自治体など改ざん防止と真正性の証明が求められる場面での活用が期待されています。

実用的なソリューション

「APX2-TSI3/SP」は、複数のファイルに対して一括でタイムスタンプを付与できるため、時間と手間を大幅に削減することができ、多忙な業務環境にも対応しています。加えて、可視署名（印影）を通じて、タイムスタンプや電子署名の有無を瞬時に確認できるため、利用者にとって使いやすさも追求されています。

このように、アイ・オー・データの「APX2-TSI3/SP」は、様々な業種でのデジタル文書倉庫や契約業務の現場において、その利便性と実用性を発揮し、コスト削減とコンプライアンス遵守の両立を実現する鍵となる製品です。デジタル化が進むにつれ、その重要性はますます高まることでしょう。今後の運用による信頼性向上が期待されます。