新しいWebツール「SIMW」で格安SIMの通信速度を理解しよう
最近、携帯電話の利用スタイルが変化し、多くの人が大手キャリアから格安SIMへの乗り換えを検討しています。人口が多い都市部では特に、通信費を抑えるために格安SIMはますます人気を集めているのですが、実際の速度に関する不安が常につきまといます。そこで登場したのが、無料で使えるWebツール「SIMW」です。
SIMWとは何か?
「SIMW」は、格安SIMプロバイダーの通信速度を自動で計測し、そのデータをリアルタイムで公開するオンラインツールです。このサービスを利用することで、ユーザーは自分が契約したいと思っている格安SIMが実際にどの程度の通信速度を提供しているのか、前もって知ることが可能になります。これにより、契約前の不安を軽減し、納得のいく選択をする礎となるでしょう。
現在、SIMWでは以下の6つの主要な格安SIMブランドの通信速度が測定されており、随時対応ブランドが増えていく予定です。対応ブランドは以下の通りです:
- - OCN モバイル ONE
- - IIJmio(タイプD)
- - mineo(Dプラン)
- - 楽天モバイル
- - BIGLOBE SIM
- - FREETEL
このツールの特長は、ユーザーがブランドを選んだり、測定したい期間を指定したり、さらには下り(ダウンロード)や上り(アップロード)速度の選択ができる点です。自分に合った通信環境を見つけるための強力な助けとなります。
開発の背景と目的
格安SIMへと去る利用者が増加する中、総務省が発表した通り、MVNO市場の普及率はまだ8.6%に留まっています。これには、通信速度に対する消費者の不安が一因とされています。多くの人が「格安SIMの通信速度はどれくらいなのか?」、「どのブランドが使いやすいのか?」といった疑問を持っていることに着目して、SIMWが開発されたのです。
開発を手掛けたGogashaは、独立した第三者として、このサービスを通じて通信速度の透明性を提供し、ユーザーが参考にできる信頼できるデータを発信することを目指しています。「実際のところ速度はどうなのか?」というユーザーの不安を少しでも解消できるよう、実績のあるデータをお届けしていきます。
未来へ向けた展望
SIMWは、現段階では東京都内の一地点で6ブランドに限った計測を行っていますが、今後はアプリ化を進め、日本全国で全ブランドの通信速度データを集積し、可視化を進めていく意向を示しています。この取り組みが実現すれば、ユーザーはより多くの情報に基づいて自分に最適な格安SIMを選ぶことが可能になるでしょう。
会社情報
「SIMW」を運営するGogashaは、2014年に設立され、東京都新宿区に本社を構えています。代表者は鏑木啓之氏で、同社は自社保有メディアの運用に特化しています。特に、スマートフォンやモバイルデータに関するトレンドを把握することで、利用者に有用な情報を提供し続けています。
SIMWは、格安SIMに迷っている多くの人々にとって、有力な参考資料となることでしょう。
ウェブサイト:
https://gogasha.co.jp/
SIMWツール:
https://xera.jp/simw/