GeoSciAI2024最優秀賞
2024-07-01 18:33:35

東京工芸大学、教職協働チームがGeoSciAI2024で最優秀賞受賞!宇宙天気課題で太陽フレア予測モデル開発

教職協働チームがGeoSciAI2024で最優秀賞受賞!



東京工芸大学をはじめとする教職協働チームが、2024年3月に開催された地球惑星科学分野データにおけるAIモデル作成コンテスト「GeoSciAI 2024」で最優秀賞(宇宙天気課題)を受賞しました。

受賞したチームは、東京工芸大学の事務職員、国士舘大学、茨城大学、金沢工業大学の教員という異色のメンバーで構成されています。4大学が連携し、太陽観測データを用いた太陽フレア発生予測モデル開発に取り組みました。

太陽フレア予測モデルの開発



本チームは、太陽磁場画像を分析することで、太陽フレアの発生を予測する機械学習モデルを開発しました。このモデルは、従来の予測モデルよりも高い精度で太陽フレアの発生を予測することが可能であり、その成果が評価され、最優秀賞を受賞しました。

教職協働の意義



チーム代表の橋本俊之主事は、「教職協働の力を最大限に引き出すことで、このような素晴らしい成果を得ることができました。」と語り、今回の受賞が教職協働による大学間交流の成功例であると述べています。

北島良三助教は、「チームで最優秀賞受賞ができたことは円滑なチーム内コミュニケーションの賜物です。職員と教員間のコミュニケーションと複数大学における教員間コミュニケーションが活発化することで今回の成果に結びつきました。」と話し、共同プロジェクト・教職協働の意義を再認識しました。

今後の展望



今回の受賞は、教職協働による大学間連携の可能性を示すものであり、今後も、大学間の交流を促進し、研究や教育の質向上に貢献していくことが期待されます。

GeoSciAI 2024について



GeoSciAI 2024は、日本地球惑星科学連合が主催するコンテストで、地球惑星科学分野データにおけるAIモデル作成を競うものです。気象分野、宇宙天気分野、地質分野の3つの課題が設定されており、各課題においてAIモデルを作成し、その精度を競います。

東京工芸大学について



東京工芸大学は、1923年に創設された「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とする大学です。創設当初からテクノロジーとアートを融合した無限の可能性を追究し続けており、2023年に創立100周年を迎えました。

メンバー紹介



橋本俊之:東京工芸大学大学事務局厚木キャンパス事務部入試課主事。明治大学公共政策大学院にて公共政策修士(専門職)を取得。地方自治体での勤務(福祉、財政部門)を経て、現職。学内データを用いた可視化・分析や、学生募集広報を担当している。

榎本理恵:国士舘大学講師。東京理科大学大学院にて博士(理学)を取得。成蹊大学理工学部助教を経て現職。多変量モデルに関する研究を行っている。

川又泰介:茨城大学助教。東京理科大学大学院にて博士(工学)を取得。成蹊大学理工学部助教を経て現職。オンライン学習に関する研究を行っている。

北島良三:東京工芸大学助教。東海大学大学院にて博士(工学)を取得。成蹊大学理工学部助教を経て現職。企業発信メッセージ(社是など)の解析研究を行っている。

坂本真仁:金沢工業大学講師。福岡工業大学大学院にて博士(工学)を取得。成蹊大学理工学部助教を経て現職。無線メッシュネットワークに関する研究を行っている。


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