DHLサプライチェーンジャパンとモザークメディカルが医療物流業務を開始
2025年11月20日、東京からのニュースとして、DHLサプライチェーンジャパン株式会社が腎臓病治療に特化した医療テクノロジー企業であるモザークメディカルジャパン合同会社と提携し、日本国内における物流業務を開始したことが発表されました。業務は、神奈川県相模原市の相模原ロジスティクスセンターで行われています。
この新しい提携により、DHLはモザークの日本における事業基盤を確立し、円滑な業務移行を実現しました。相模原ロジスティクスセンターでは、製品の保管や在庫管理をはじめ、医療機器製造業に基づくラベリング、さらに全国の卸売業者や営業拠点への配送まで、一貫した物流サービスが提供されます。これにより、モザークは安定した供給体制を構築し、持続的な事業成長が期待されています。
相模原ロジスティクスセンターは、2019年から医療機器専用のオペレーションを行っており、豊富な経験と実績を有しています。この施設は、製品の品質維持のために様々な温度管理が可能な倉庫設備を備えており、冷凍から常温まで対応しています。また、羽田・成田両空港へのアクセスが良好な戦略的な立地により、国際物流と国内物流の効率化を実現しています。さらに、静岡県袋井市にあるモザークの研究開発拠点と東京都心の中間に位置することで、輸送の効率化にも寄与しています。これにより、モザークの事業成長を支えるための柔軟性を持った物流体制が整いました。
DHLサプライチェーンジャパンのライフサイエンス・ヘルスケア事業本部長、ティラ・フェルドスタイン氏は、「モザークの日本国内におけるロジスティクスパートナーとして選んでもらえたことを光栄に思い、特に患者様に対する取り組みを支援できることを大変嬉しく思っています。私たちはグローバルな専門性と国内での品質基準を活かし、モザークの成長を支え、日本の医療分野の発展に寄与していきたいと考えています」と述べています。
一方、モザークメディカルの職務執行者、飯田 綾氏は、「私たちは腎臓病患者様のQOLを向上させる『患者様中心のテクノロジー』を追求しており、DHLとともに健康的で安全な医療環境を提供することを強く信じています。信頼される医療を支えるために、私たちはパートナーと共に進化し続けていきます」と語ります。
DHLグループは、ライフサイエンス&ヘルスケア分野の専門知識を「DHL Health Logistics」として一つに集約しており、これにより複雑な国際サプライチェーンの管理をシンプルにし、一貫した顧客体験を提供しています。従来のサービスラインを超えた機動力のある物流ソリューションは、医薬品や医療機器のクライアントに進化するニーズに対応する力を持っています。
この提携が新たな医療の未来を切り拓くことが期待されており、DHLとモザークの協力によって、より多くの患者様に良質な医療が届けられることを心から願っています。今後の展開に注目です。