新たな電子デバイス
2025-06-25 14:12:28

折り紙と切り紙の技術革新!「Kiri-origami構造」が電子デバイスを変える

折り紙と切り紙の融合、Kiri-origami構造の誕生



近年、技術の進化に伴い、身体に装着可能な電子機器や柔らかいディスプレイの開発が進み、その重要性が高まってきています。しかし、硬い電子素子を効果的に組み込んでゆるやかに曲げたり伸ばしたりするのは難しいのが現状です。この課題に立ち向ぶため、早稲田大学の研究者たちは、従来の折り紙と切り紙の技術を融合させた「Kiri-origami(キリオリガミ)構造」を開発しました。

キリオリガミ構造のメカニズム


この新たな構造は、引っ張ることで全体の折り線が一斉に折り上がる仕組みです。硬くて壊れやすい電子素子を持つ部分と、柔軟な構造を兼ね備えており、引っ張ることによって全体の形状を変えることができます。このアプローチにより、電子デバイスの性能を保ちながら、広い領域にわたって一括で曲げ伸ばし可能な仕組みを実現しました。

実際の成果


早速、145個のLEDチップを備えた「ストレッチャブルディスプレイ」が試作され、伸縮するが動作することが確認されました。この技術は、今後ウェアラブルデバイスや曲面への電子機器設置に活用されることが期待されています。柔軟性とパフォーマンスの両立は、次世代の電子デバイスに革新をもたらすことでしょう。

引き伸ばしの技術


キリオリガミ構造は、特に以下の2つの工夫によって引き伸ばし操作を可能にしています。
1. バッファ構造の導入: 引っ張り力を均等に分配する部分を設け、構造全体の安定性を確保。
2. 二軸引張の制御: 縦横の引っ張りバランスが取れて、折り線に自然に沿うよう調整されています。これにより、無理なく折りたたまれることが可能になりました。

社会への影響


このキリオリガミ構造の開発は多方面にわたって社会に影響を与える可能性があります。具体的には:
  • - ウェアラブルデバイス: 医療モニターや健康管理デバイスに活用されることで、ユーザーの生活をより良いものに。
  • - 次世代ディスプレイ技術: 折りたためるスマートフォンや、曲がり具合を持つ広告装置などの実現。
  • - 福祉やロボティクス: 安全性が高く、柔軟に変形するロボットやセンサーが開発され、人間の生活を支援する役割を果たします。

今後の展望


この研究成果は、複雑な形状や動きに対応する電子デバイスの設計を可能にし、未来の持続可能なライフスタイルをサポートする鍵となるでしょう。企業とのコラボレーションによって、この技術の実用化が期待されています。さらに、折り紙や切り紙の研究が進むことで、新たな可能性が広がり、国際的な学術界でも注目される存在になることが願われます。

まとめ


今回の研究成果は、テクノロジーの枠を超えて、日本の伝統技術が未来の電子デバイスに貢献する姿を示しています。Kiri-origami構造の実用化によって、生活の質を向上させる革新的な製品が市場に登場することを期待しています。


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