2027年東京大学・京都大学の就活人気企業ランキング最新発表
株式会社ワンキャリアは、2027年3月卒業予定の東京大学・京都大学に在籍する学生を対象にした「ワンキャリア就活人気企業ランキング【東大・京大編】27卒春期速報」を公開しました。このランキングは、大学生にとって大変重要な情報源であり、企業選びの指針となるものです。
ランキングの意義
「ワンキャリア」は、2016年から東大・京大生に支持される企業を特定するランキングを提供してきました。これにより、学生の価値観や就職活動のトレンドを反映し、多くの企業やメディアに注目されています。今年の結果もこの流れを継承し、最新の学生の動向を明らかにしました。
主な特徴
1. コンサル業界の人気
今年もコンサルティング業界は非常に高い人気を誇っています。ランキングの上位10社のうち7社がコンサルファームで占められており、今後もその人気は衰えないとみられます。しかし、昨年と比べて有名な外資系企業の一部が順位を落としている一方で、日本のコンサル会社が台頭してきているのが特徴です。これにより、学生の認知度が変化し、個別企業の注目度も拡大しています。
2. メーカーのランクアップ
昨年比で、上位20位に入るメーカー企業が6社から8社と増加しました。「ONE CAREER」内でのメーカーへの志望者数も約1.3倍に増え、この影響を受けていると考えられます。その要因には、物価上昇に対する安定志向の強化や日系企業の初任給引き上げが影響しています。
3. 広告業界の変化
総合広告代理店の電通やインターネット広告代理店のサイバーエージェントが昨年から順位を大きく上げました。広告業界全体の志望者数は変わらない中で、他業界の志望者からの注目が増加しているようです。これは、広告会社がマーケティングやコンサルティング機能の多様化に伴うものと考えられています。
4. 早期採用活動の企業
三井住友銀行、東京海上日動火災保険、富士フイルムの3社は、早期からのインターン募集を行ったことで、東大・京大生からの認知を高めました。現在の就職活動では、企業の活動時期が重要な差別化要因となりつつあります。
結論
今年の就活人気企業ランキングは、多様化する学生の価値観を反映した結果となりました。企業は昨年の動向を踏まえながら、早期からの採用活動を強化することが、今後の母集団形成にとって重要な課題となるでしょう。このランキングは、学生にとっての選択肢を広げる重要な情報源となります。
調査概要
- - 調査名: 就活人気企業ランキング【東大・京大編】27卒春期速報
- - 調査時期: 2025年5月19日
- - 対象: ONE CAREERユーザー、東京大学・京都大学在籍の2027年卒業見込みの学生
- - 調査方法: お気に入り数を基にした集計
- - 回答者数: 2,165名
学生にとってのキャリア選びは、今後もさらに多様化することでしょう。その中で、ランキングの変動は一つの指標として大いに参考になるはずです。