燃料電池触媒の革新
2026-08-27 12:04:16

自動実験システムで燃料電池触媒材料の研究を革新する堀場製作所の挑戦

自動実験システムで燃料電池触媒材料の研究を革新する堀場製作所の挑戦



近年、燃料電池の性能向上が自動車業界における重要なテーマの一つとして注目されています。この背景には、持続可能なエネルギー社会を実現するための新しい技術の探索が求められており、その中で触媒材料の開発が鍵となります。株式会社堀場製作所は、この重要な研究領域において「自動・自律実験システム」を開発し、その実用化に向けた取り組みを本格化させています。

触媒材料の研究における課題


燃料電池には、高性能な触媒が求められます。しかし、触媒の調合、混合、塗工、乾燥といった工程は多岐にわたり、環境条件(温度や湿度、時間)によって最終的な性能に大きく影響します。このため、理想的な条件を見極めるには何度も実験を繰り返す必要があり、膨大な時間とリソースが求められるという課題があります。

特に、研究開発現場では、異なる装置を駆使して実験を行わなければならず、それぞれの装置ごとに操作やデータ管理が異なるため、作業が煩雑になっています。

堀場製作所のソリューション


堀場製作所は、長年にわたりエネルギーやモビリティ領域における研究環境の向上に貢献してきました。そのノウハウを生かし、マテリアルズ・インフォマティクスの分野においても効率化を図るべく、自動・自律実験システムの開発を推進しています。

このシステムは、複数の分析機器と統合したデータマネジメントシステム「STARS Enterprise」を中心に、試料搬送機構や粒子径分布測定装置、自動焼成装置を連携させることで、試料の搬送から測定、データ管理までの全過程を自動化。これにより、実験の効率性が飛躍的に向上します。

今年の3月には、山梨大学にこの自動実験システムが納入され、同研究センターでの先端研究がスタートしました。

今後の展開と目指す方向性


今後は、連携する装置やソフトウェアの拡充を進め、多様な実験を自動化・自律化するための機能向上が計画されています。また、AIを活用して実験データから最適な条件を自動で抽出し、研究のさらなる促進に寄与することが目指されます。

堀場製作所は、2026年9月に開催されるアジア最大級の科学・分析イベント「JASIS 2026」にて、この自動実験システムを初公開する予定です。これによって、業界内でのリーダーシップを強化し、持続可能な社会実現に向けた科学技術の進展を支えます。

まとめ


燃料電池材料の研究は、持続可能なエネルギー社会を実現するための重要課題です。堀場製作所の先進的な自動・自律実験システムは、研究開発の効率化を進めるだけでなく、未来の技術発展の一端を担うことになるでしょう。自動化とAI技術を活用したこのシステムの展開は、今後の可能性を広げ、新たな材料発見へとつながることが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社堀場製作所
住所
京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地
電話番号

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