鴻池運輸と東京大学が共創する未来型物流倉庫の研究開発

鴻池運輸と東京大学の共同プロジェクト



2023年4月、鴻池運輸株式会社は東京大学と共同で「社会連携講座」を開設しました。この講座は、物流業界の未来を見据えた新たな自動化倉庫の基盤を構築するためのものです。具体的には、人と技術の協調により、安定した物流を実現することを目指しています。

開設の背景



現在、日本では労働力人口が減少していることから、物流現場での人材確保が急務となっています。企業間物流の領域では、サプライチェーンの強化と、荷主からの要求に柔軟に対応することが求められます。しかし、物流倉庫内の作業は複雑で、最新のIT技術やロボットの活用により安全性と生産性を向上させる必要があります。これにより、倉庫の管理や効率化を図ることができます。

共同研究の目的



本講座では、KONOIKEグループの「鴻池技術研究所イノベーションセンター」と東京大学がパートナーとなり、産学連携による研究開発を進めます。技研ICは、長年の経験を有し、ロボティクスやDX(デジタルトランスフォーメーション)といった最新技術を融合させた運営を行っています。これに対し、東京大学では、倉庫環境のデジタルツイン構築や作業分担戦略といった研究を展開しています。

この講座では、KONOIKEグループが持つ実データや現場ノウハウに、東京大学の先端技術を融合し、安定稼働する物流自動化倉庫の基盤を築くことを目標としています。具体的には、以下の4つの研究室の知見を活用し、実験を重ねていきます。
  • - 太田研究室
  • - 大竹研究室
  • - 西野研究室
  • - 趙研究室

未来の展望



この取り組みを通じて、安定した運営と柔軟性を兼ね備えた物流倉庫のモデルを確立することを目指します。また、労働力不足やサプライチェーンの強化といった課題の解決に寄与することが期待されています。この講座では、若手研究者や学生との交流を通じて、次世代のIT人材の育成にも力を入れています。研究成果は、学会やオープンフォーラムを通じて発表予定です。

KONOIKEグループは、2030年ビジョンとして「技術で、人が、高みを目指す」というメッセージを掲げています。このビジョンのもとで、現場でのノウハウと最新技術を組み合わせ、物流業界の「あり方」を進化させていく所存です。

コメント



鴻池運輸の執行役員、則竹茂年氏は、「品質、安全、生産性を両立させるために、東京大学の技術と当社の現場経験を融合し、次世代物流倉庫の基盤構築に挑戦していきます」と意気込みをコメント。

東京大学の大竹豊教授も、「人と現場を中心に据えた研究開発を通じて、作業者の負担を軽減し、安全なロボット運用を実現するためのシステム構築に取り組みます」と語りました。

研究内容の詳細



講座では、以下のような具体的な研究内容に取り組みます。
  • - 作業者の動きや負担を測定し、負荷の多い作業を特定する技術
  • - デジタル空間との同期による倉庫環境のデジタルツイン構築
  • - 混雑を避ける運搬ロボットの移動制御
  • - 人と機械の協調作業における最適な作業分担戦略の設計

このような研究を通じて、次世代型の物流システムを構築し、持続可能な物流環境を実現することを目指しています。

結論



鴻池運輸と東京大学の共同によるこの講座は、物流業界の未来を切り開く大きなステップとなるでしょう。互いの強みを生かしながら、持続可能で先端的な物流を実現するための挑戦が始まっています。

会社情報

会社名
鴻池運輸株式会社
住所
大阪市中央区伏見町4-3-9
電話番号
06-6227-4600

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。