沖縄発!RWDデータセット「deID」提供開始~データサイエンス学習を加速~
株式会社ブルーブックス(本社:沖縄県)は、リアルワールドデータ(RWD)を活用したデータセット「deID(ディーアイディー)」の提供を開始しました。
「deID」は、同社が地域医師会と連携して集積したRWDデータベース「LHR®」からランダムに抽出した約190万人分のデータを基に生成されたものです。データオーギュメンテーション(Data Augmentation)を施すことで、データサイエンス学習、統計解析ツールのトレーニング素材、AIプログラムの機械学習素材として活用できます。
豊富なデータボリュームと用途
「deID」は、1万人セット、3万人セット、5万人セット、10万人セットの4つのデータボリュームが用意されており、用途に合わせて最適なセットを選択できます。データセットは、健診・検査データのうち「65項目」で構成され、CSVやExcel形式で提供されます。
個人情報保護とコストパフォーマンス
「deID」は、個人を特定し得る情報を削除し、データオーギュメンテーションを実施することで、安全な学習素材として提供されます。また、大規模なRWDを新たに収集するよりも大幅にコストを抑えられます。
今後の展開
同社は、今後、ネット上からダウンロードできるサービスを提供する予定です。さらに、研究者が任意に検索して研究対象グループを作成できるシステムのリリースも計画しています。
株式会社ブルーブックスについて
株式会社ブルーブックスは、2002年3月に設立された沖縄県那覇市に本社を置く企業です。地域医療機関などと連携してRWDの収録・管理を行い、集積したRWDをEHR、PHR、研究などの事業に活用しています。
まとめ
「deID」は、データサイエンス学習やAIプログラム開発に役立つ、安全でコストパフォーマンスの高いRWDデータセットです。沖縄発のこのサービスが、データサイエンス分野の発展に貢献することが期待されます。