日立アカデミーがHRサミット2023に登壇、DX人財育成の新たな取り組みを紹介

日立アカデミーがHRサミット2023で語るDX人財育成の戦略

2023年9月13日、日立アカデミーは「HR SUMMIT 2023 ONLINE」において、デジタルトランスフォーメーション（DX）に関する講演を行いました。この講演では、DX人財育成の意義や、自律的な学びを促進するための新たな挑戦について語られました。

DXの進展と人材育成の課題

デジタルトランスフォーメーションは、企業が生き残るために避けて通れない重要なテーマとなっています。しかし、DXはしばしばバズワードに過ぎないと捉えられがちです。日立アカデミーは、このような状況において、何を実現したいのかを明確にしない限り、DX人財の育成は進まないと警鐘を鳴らします。

日立グループはリーディングカンパニーとして、デジタル、グリーン、イノベーションを基にした社会イノベーション事業を推進しており、そのために必要な人材育成に取り組んでいます。日立アカデミーはこれらの取り組みを牽引する人財開発の拠点として、HR部門と連携していく方針です。

リスキリングとアップスキリングの重要性

近年、ビジネス環境の変化が加速する中で、従業員は新しいスキルを常に学び続けることが求められています。日立アカデミーは、リスキリングとアップスキリングが従業員一人ひとりの変革にどれほど重要であるかを強調します。これを実現するためには、学習体験プラットフォーム（LXP）の導入や、学習データを活用した行動変容施策が不可欠です。

また、従業員が自律的に学ぶことを促進する新たなアプローチについても議論され、具体的な事例が紹介されました。これにより、従業員が自身のキャリアアップに必要なスキルを習得する機会が増え、企業としても競争力を高めることが期待されます。

日立アカデミーのこれから

日立アカデミーは、創立から60年以上にわたり、企業の人財育成を支えてきました。同社は、研修サービスや人財育成コンサルティングなどを通じて、企業の課題解決に努めています。特に、近年のDXの進展に伴い、ITや経営スキルの重要性が高まっており、これに対応した研修プログラムをグローバルに拡大・強化しています。

2022年度には、日立グループ内外で年間14万人以上に上る受講者が当社の研修を利用しました。今後も日立アカデミーは、企業の成長に寄与するために必要な人材育成を進めていくことが期待されます。