東京大学が提案する科学とアートの新しいかたち
東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻相関基礎科学系が新たなプロジェクト『THE SCIENCE THINKER』を始動しました。本プロジェクトは、大学院を志望する学生と研究室とのコミュニケーションのギャップを埋め、学生に研究テーマのヒントを提供することを目的としています。プロジェクトは、科学とアートが見事に融合した形で展開されます。
学問の化学反応とは?
東京大学の広域科学専攻は、「学問の化学反応」をテーマに、多様な研究が日々行われています。約50の研究室があり、各分野で創造的で革新的なテーマが研究されています。自然科学のメタレベルから、最新の物質科学まで幅広く取り扱い、素粒子から高次構造体に至るまで、様々な観点から科学に迫ります。
リアルイベントとプロジェクションマッピング
『THE SCIENCE THINKER』のリアルイベントでは、特製のポリゴンオブジェが東京大学駒場キャンパスに設置されます。このオブジェは、高さ2.4メートルの“考える人”をモチーフにしており、プロジェクションマッピング技術を用いて、相関基礎科学系の研究テーマと科学的キーワードが映像として浮かび上がる仕組みです。この迫力ある映像は、科学とアートが融合した新たな体験を提供します。
学生へのメッセージ
このプロジェクトは、5月25日(土)に開催される大学院入試説明会へより多くの学生が参加することを目指しています。同時に、このリアルイベントはウェブでも体験可能になります。全国の学生に向けて、相関基礎科学系の特異な「学問の化学反応」を可視化し、継続的に楽しんでもらえるコンテンツが提供される予定です。
ウェブサイトへのアクセス
興味を持たれた方は、ぜひ
こちらのウェブサイトをご覧ください。サイトを訪れると、約500の科学キーワードに関連する世界が広がっています。任意のキーワードをクリックすることで、一つの研究テーマに関連する10のキーワードが表示され、さらに相関基礎科学系の最新研究テーマや教授名が確認できます。研究室のHPにもリンクがあり、深く学ぶことが可能です。
科学とアートがどのように触れ合うのか、これからの発展に期待が高まります。皆さんもこの新しい試みにぜひ参加してみてください。未来の研究者としての一歩を踏み出すきっかけとなるかもしれません。