中能登町の魅力を体感するツアーが登場
この冬、石川県の中能登町でユニークなモニターツアーが企画されています。地方を活性化させるための新しい試みとして、能登半島地震の復興を支援することを目的として、JR東日本びゅうツーリズム&セールス(VTS)が発表したこのツアーでは、地域の魅力を知るだけでなく、防災の重要性も学べる内容となっています。
ツアーの特徴
ツアーでは、能登地域特有の「発酵文化」に焦点を当て、参加者は自らの手で「かぶら寿司」を作る体験や、「どぶろく」の見学を行うことができます。これらの活動を通じて、伝統的な保存食の魅力とその作り方を学ぶことができ、地域の食文化をより深く理解する絶好の機会となります。また、震災当時の状況についての説明や防災体験も組み込まれています。
冬の味覚「かぶら寿司」と「どぶろく」
「かぶら寿司」はカブに切り込みを入れ、ブリを挟んで甘麹で発酵させた、能登の冬の名物です。この料理は冬季に旬を迎え、地域の正月料理としても楽しまれています。ツアー中には、地元の農家でのかぶら寿司作りの体験があり、参加者は作った料理を持ち帰ることができます。また、どぶろくについては、醸造所の見学があり、試飲や瓶詰め体験も行うことができます。不安な方には甘酒のサンプルも用意されているため、幅広い方々に楽しんでいただけます。
防災知識を身に付ける
VTSのツアーは、単なる観光だけでなく、実践的な防災知識を習得することも目的としています。地震が発生した際に役立つダンボールベッドの作成や、非常食の試食を通じて、備えの大切さを学ぶ内容となっています。
ツアーの詳細
このツアーは、2024年11月26日からの2泊3日で、最少催行人数は8名となっています。旅行代金は大人1名54,800円からです。観光庁の支援を受けていることから、地域観光の新しい発見としても注目されており、復興支援の一環として企画されています。
申込みと実施
申込みは、日本の旅、鉄道の旅の公式ウェブサイトから行うことができ、2024年9月17日からの受付が開始されます。地域の特産品を手に入れるチャンスもあり、旅行の中で能登の魅力を再発見できそうです。
この冬、能登での特別な体験に参加して、ただの旅行ではなく、地域の未来に貢献する楽しみを感じてみませんか。 中能登町の魅力を全身で感じる旅が、皆様をお待ちしています!