農業革新を目指す
2025-11-11 11:20:29

クロロス株式会社がナイルワークスから新事業を受け継ぎ、農業革命を目指す

クロロス株式会社、新たな農業事業を開始



東京杉並区に本社を設けるクロロス株式会社は、2025年10月31日付で株式会社ナイルワークスから「作物画像解析事業」を受け継ぎ、新たにこの事業をスタートさせることを発表しました。これにより、クロロスはAI作物認識を中心に据え、研究機関や企業と連携を深めながら、農業における品種や農薬などの次世代資材の開発と、栽培現場の革新を進める予定です。

作物画像解析事業とその重要性



この新しい事業では、作物の種類や農薬の開発における試験・評価を、独自の近接撮影手法と先進的な画像解析AIによって行います。これにより、従来目視で行われていた病虫害や環境耐性の評価がより効率的に行えるようになり、新品種の登録へ向けた申請にかかる時間を大幅に短縮することが期待されています。量的かつ高精度で迅速な分析が可能になることで、農業界に欠かせない技術となるでしょう。

特に、この技術は国内外の公設試験研究機関での水稲評価や、農薬・種苗のメーカーでも広く採用されつつあります。さらに、イチゴ栽培向けには収穫予測ツールを提供し、果実の成熟度を自動で判定することで、収穫期とその収量を高精度で予測することが可能となります。

高度な画像センシング技術



クロロスの画像解析に関する技術は、特徴的なソフトウェアに支えられています。高度1mから自動で飛行し撮影を行うことができ、この方法によって1〜2cmの大きさの病虫害を高精度で検出し、生育ステージごとの詳細な分析を実施可能にします。また、「作物」や「病害虫」といった特定の用途向けに高精度なAIモデルが最適化され、高速かつコスト効率も良い状態で提供されています。これにより、既存の顧客からも高い評価を得ています。

代表者の思い



クロロスの代表取締役CEO、相澤光俊氏は、「自然環境、作物、データを結ぶ技術の力を活用し、関係機関と協力しつつ、革新的な農業を支えていきたい」と述べています。また、取締役CTO伊藤悠一氏は、「ナイルワークスからの技術を社会や現場に結びつける重要なステップであると感じている。独自の技術開発力とスピードを併せ持ちながら、変動が多い“生きた現場”での実装を進め、新たな業界スタンダードを作り出していく」と期待を寄せています。

クロロス株式会社の企業概要



クロロス株式会社は、植物に関するデジタル情報を解析するシステム及び機器の企画、開発、販売、保守、コンサルティングを行っています。ミッションは「AI作物認識で作物の進化を支える“Visual Intelligence for Crop Evolution”」として、作物の画像解析AIやセンシング技術を駆使し、農業の発展へ寄与しています。

  • - 会社名: クロロス株式会社(Chloros Inc.)
  • - 代表者: 代表取締役 相澤光俊
  • - 本社所在地: 東京都杉並区
  • - 事業内容: 植物に関連するデジタル情報解析システム及び機器の企画・開発・販売・保守・コンサルティング
  • - 設立: 2025年
  • - Webサイト: クロロス株式会社

新たな技術革新を背景に、クロロス株式会社が目指す品質向上と効率化が、農業の未来にどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目が集まります。


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会社情報

会社名
クロロス株式会社
住所
東京都杉並区
電話番号

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