アールティと日本精工提携
2025-10-30 13:43:34

アールティと日本精工が手を組み次世代AIロボット産業を加速

アールティと日本精工がフィジカルAIの未来を開く



日本のロボット産業が新たな局面を迎えています。国産ヒューマノイドロボットや四足歩行ロボットの開発を手掛ける株式会社アールティ(以下、RT)が、世界的な技術革新を進める日本精工株式会社(以下、NSK)との戦略的業務提携を発表しました。この提携は、制作と共にAIを融合させた新たな「フィジカルAI」ロボットの産業化を目指すものです。

提携の経緯と狙い


RTは2005年の創業以来、ヒューマノイドロボット及び四足歩行ロボットの開発をおこなってきました。同社は「Life with Robot®」「Work with Robot®」という理念を掲げ、人とロボットが共に生きる未来を目指しています。特に製造現場では、上半身人型ロボット「Foodly」を導入し、生産性向上や安全性確保に貢献。

一方のNSKは、1916年に日本で初めて軸受を生産し、100年以上にわたりその技術で世界中の産業を支えてきました。今回の資金調達では、NSKがRTの株主となり、RTの議決権の3分の1以上を保有することになります。

この提携により、RTはNSKの高精度なモーションコントロール技術を活用し、AIロボットの研究開発から実用化、さらには製造・普及までのエコシステムを構築していきます。これは日本の産業構造を再構築する重要な一歩となるでしょう。

今後の展望


今回の資金調達を受けて、RTはセカンドクローズに向けて他のパートナー企業にも参画を呼びかけています。具体的には、以下のような施策が執られる予定です。
1. 国産四足歩行ロボットの実用化
2. 製造業向けヒューマノイドロボットの共同開発
3. AI・ハードウェア・ソフトウェアの開発強化

特に注目すべきは、これらの施策と並行して、供給網や工場自動化のためのサポート体制の整備が進められることです。

RTは研究開発の各部門を強化し、採用活動にも力を入れる考えを示しており、これは日本のロボット技術がさらなる発展を遂げるための重要な基盤となるでしょう。

結び


RTとNSKの提携は、AIとハードウェアの融合によって新たな産業を創出し、労働力不足と国際競争力の低下といった課題に立ち向かう試みです。日本の製造業の未来は、二社の連携によって切り拓かれるのです。今後の展開には、多くの期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
株式会社アールティ
住所
東京都千代田区外神田3-9-2末広ビル3F
電話番号
03-6666-2566

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