新たな医師教育の形、OPe-Academyとは
日本の医療技術は世界でも高く評価されています。その中でも脳神経外科は特に注目を集め、多くの海外医師が日本で学びたいと希望しています。しかし、日本の医療機関は全てのニーズに応えるのが難しいのが現状です。
そこで、株式会社OPExPARK(オペパーク)が、大阪公立大学大学院医学研究科 脳神経外科学教室とのコラボレーションにより、海外医師向けの手術教育サービス『OPe-Academy』を開始しました。このサービスでは、手術見学とイーランニングを組み合わせたハイブリッド形式をとり、短期間で集中的に手術技術を学ぶことを可能にします。
OPExPARKのビジョン
OPExPARKは、「どこでも最善の手術を享受できる世界」を目指して医師向けの動画教育コンテンツを提供しており、今までに180件以上の手術教育コンテンツを国内外で配信してきました。アジア圏における日本の医療水準の高さは、医療技術の国際的なニーズを高めています。特に、平均寿命や健康寿命に関するデータが示すように、アジアの重点国に対する医療需要は旺盛です。
OPe-Academyの特徴
OPe-Academyでは、短期間での手術学習体験を提供します。参加者は専門家による教育動画を視聴し、実際の手術を見学することで、理論と実践の両方を学ぶことができるのです。また、オンラインとオフラインの要素を組み合わせることで、事務手続きなどの負担を軽減し、より多くの医師が教育を受けやすい環境を整えています。
このサービスの開始により、手術見学の取り組みが効率化され、海外医師の日本への留学の機会を拡大することが見込まれます。それに伴い、国内の医療機関のブランド化や国際的な患者紹介制度の構築にもつながるでしょう。
第一弾コースの情報
OPe-Academyの第一弾コースは『NEUROSURGICAL EXPERTISE AND PRACTICE』として、大阪公立大学脳神経外科学教室と連携し、2024年12月から2025年3月までの約4か月間にわたって開催されます。このコースには、大畑建治先生や後藤剛夫先生といった著名な専門家が関与しており、質の高い教育プログラムが提供されることが期待されています。
株式会社OPExPARKについて
OPExPARKは、東京都品川区に本社を構え、手術情報融合プラットフォームの開発や医師専用の手術教育ウェブサービスを提供しています。医療のDX化を進める企業として、専門医と現場医師とのリアルタイムな情報共有を可能にし、国内外の医療の質向上に貢献しています。今後もOPExPARKは、医師教育の分野において革新を続け、さらなる発展を目指していくことでしょう。
OPe-Academyのサービス開始は、日本の医療における国際的な存在感を引き上げる一助となることでしょう。