3D点群解析ソフト登場
2020-09-16 15:07:14

オンラインで簡単に3D点群データを解析する新機軸「スキャン・エックスクラウド」登場

オンライン点群処理の新時代



日本のスキャン・エックス株式会社が新たにリリースした「スキャン・エックスクラウド」。このオンラインソフトは、従来の3D点群データ解析を劇的に簡略化し、誰でも高精度な結果を得ることができる点が魅力です。特に注目すべきは、自動で必要な点群データを抽出し、ノイズを取り除く機能です。この機能により地表面の抽出精度が従来の約2倍に向上することが実現されました。

高度なクラス分類機能



「スキャン・エックスクラウド」では、建物や樹木の効率的な分類が可能です。最先端の機械学習技術を用いて特定の物体を自動で抽出できます。特に樹木を個別に識別し、樹高や材積量を計算する機能は、森林や都市計画にとって非常に価値のある機能となることでしょう。

オンラインでのメッシュデータ生成



このソフトは、点群データからメッシュデータや等高線を生成することもできます。従来では難しかったオーバーハングのTIN生成にも対応し、土地の形状を詳しく視覚化することが可能になっています。スキャンされたデータは、図面データとして容易に出力できるため、図面との重ね合わせ機能による管理帳票の作成も年内には可能となる見込みです。

ニューノーマル」に応える利便性



リモートワーク時代に最適な「スキャン・エックスクラウド」は、パソコンとインターネット環境さえあれば、場所を問わず解析ができるため、高スペックなワークステーションを必要としません。複数のユーザーでデータを同時に処理することができ、作業時間の効率化が図れます。また、クラウドサービスの特性を活かし、常に最新の状態で運用できる点も大きなメリットです。

災害リスクへの対応



地震や豪雨など、災害が多発する日本において、スキャン・エックスクラウドは災害リスクの予測や被害状況の把握においても役立ちます。水流シミュレーションなどを用いて減災対策を支援し、被害状況のスキャン後には共有リンクを介して迅速な情報展開が可能です。2020年の九州豪雨でも、この技術が活用された実績があります。

手頃な価格設定



月額29,800円(税込)という価格で利用でき、初月は30日間の無料トライアルを提供。この料金体系により、気軽に始められる deあるため、建設業界はもちろん、さまざまな分野での導入が期待されます。

開発背景と今後の展望



創業者の宮谷聡氏とホン・トラン氏は、既存の高価で使いづらいソフトに対抗するため、シンプルで低価格、しかも高機能な「スキャン・エックスクラウド」を開発しました。多くの業界関係者からフィードバックを受け、常に改良を重ねてきたこのシステムは、利用者と共に進化し続けます。

建設業界の未来に革新をもたらす「スキャン・エックスクラウド」。最新技術を駆使したこのツールが、あなたの仕事をどのように効率化するのか、ぜひ体験してみてください。

会社情報

会社名
ローカスブルー株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷1-3-9ヒューリック渋谷1丁目ビル 7階
電話番号
050-1742-3040

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