関西発グローバル・スタートアップ支援プログラム「起動4期」が始動
関西圏の産学官金が連携し、グローバルに活躍するスタートアップの支援を強化するためのプログラム「起動」が、今年度の新しい参加者募集を開始しました。このプログラムは、公益財団法人大阪産業局の実施のもと、過去3年間にわたり数多くの起業家をサポートし、その成長を支援してきました。
「起動4期」の特徴
参加するスタートアップには、最大1,000万円という事業資金が無償で提供され、全国トップクラスの専門家によるメンタリングが受けられます。これにより、事業計画の策定から資金調達戦略まで、各ビジネスの成長を強力にサポートします。特に今年度からは、新たな取り組みが追加され、より多くの起業家にチャンスが広がります。
1つ目の新しい支援内容として、応募者全員に対する機会拡大が挙げられます。具体的には、パートナー企業との協業に応募したものの採択されなかった場合においても、協業が成立した場合には最大100万円の資金支援が得られる制度が用意されています。
2つ目のポイントは、大阪府内に新たに事業所を設ける採択者に対し、追加で100万円を支援する新設の制度です。この面では、大阪を成長の拠点として選択するスタートアップに対するサポートが強化されています。
対象となる企業やチーム
参加の条件は、未来の社会を構想し、テクノロジーを駆使してグローバルな展開を目指す個人やチーム、あるいは設立から5年以内のスタートアップで、関西地域に本社または事業所があることです。また、応募者は関西で法人を設立し、事業活動を具体的に行う予定である必要があります。
求められる分野
プログラムでは、以下の重点分野が設定されています:
- - バイオ・ライフサイエンス:医療機器やヘルスケアサービスなど。
- - グリーンテック:エネルギーや気候変動に関連する技術。
- - デジタル:AIやIoT関連の技術等。
この他の分野からの応募も受け付けているため、幅広いビジネス案が期待されます。
申込と選考プロセス
募集期間は2025年10月15日から12月4日までで、選考プロセスは書類審査から始まり、対面の面談、さらにはプレゼンテーションによる最終審査が行われます。参加者は審査を通して自らのアイデアをまとめ、効果的に発表する機会が与えられます。
プログラムに関する詳しい情報や申し込みは、公式ウェブサイト(
起動公式サイト)をご覧ください。また、関係機関として、大阪産業局をはじめとする多くのパートナー企業や大学が名を連ねており、それぞれの専門知識とリソースを活用して支援を行っています。
新たなアイデアやビジョンを持つ起業家たちにとって、この「起動4期」は素晴らしい成長の機会となるでしょう。是非、この機会を逃さず、挑戦をかけてみてはいかがでしょうか。