Plasmがデモ公開
2019-04-30 16:30:45

ブロックチェーン新プロダクト「Plasm」がドイツでデモ公開

ブロックチェーン新プロダクト「Plasm」のデモ公開



この度、ブロックチェーンの研究・開発およびコンサルティングを手掛けるステイクが、ドイツのサミット「Sub0 Summit」にて新プロダクト「Plasm」のデモを発表しました。このイベントは多くの開発者と企業が集まる技術者向けのもので、注目を集めています。

Substrateとは?



「Substrate」は、ブロックチェーンの開発に特化したフレームワークです。 WordPressを用いたウェブサイト作成に例えると分かりやすいでしょう。Substrateを利用することで、ブロックチェーンを設計する際に低レイヤーのアルゴリズムやネットワーク、ストレージに煩わされることなく、自由にカスタマイズが可能となります。開発元のParity Technologiesは、Substrateが高い拡張性を持ち、複雑さを軽減した設計となっていると説明しています。これによって開発者は、迅速かつ柔軟にブロックチェーンを実装することができるのです。

Plasmの新機能



「Plasm」は、Substrateを拡張するための機能モジュールを提供しています。将来的には、開発者がこのモジュールを利用してSubstrateのカスタマイズを行い、性能向上を簡単に実現できるようになります。これにより、開発者は必要な機能を追加する際の手間を大幅に削減することができるでしょう。

詳しい情報は、ステイク社の公式GitHubページに掲載されていますので、ぜひご覧ください。

Plasmの優れた特徴



従来のブロックチェーン技術には、スケーリングの問題や拡張性の不足、性能の安全性の担保が難しいといった課題が存在します。Plasmは、これらの課題の一つである「Plasma」というソリューションの実装を容易にすることを目指しています。

現行のPlasma技術は実装が難しく、さまざまな派生技術があるため全体像を把握するのが困難でした。しかし、Plasmを使用することで、簡単にSubstrateにPlasma機能をインポートでき、誰でも容易に独自のPlasmaを搭載したブロックチェーンを構築できるようになります。

Plasmの強みの一つは、その多様性です。異なる型のPlasmaモデル(UTXOやアカウントモデルなど)に対応しており、ユーザーはいっそうのカスタマイズが可能です。これにより、各ユースケースに最適なブロックチェーンを開発できます。

ステイクテクノロジーズ株式会社について



ステイクは「自律分散した小さな経済圏(国家)がつながり、各個人が自身の経済圏を選択し、創造できる」とのビジョンを持ち、セキュリティーや公共性に優れたブロックチェーン技術の研究開発に取り組んでいます。これにより、国家の最小単位である個人の選択肢が広がり、多様な経済圏が形成されることを目指しています。

お問い合わせ情報



詳細については、ステイクテクノロジーズの公式サイトや、代表の渡辺創太までお問い合わせください。


今後のテクノロジーの進化を期待しつつ、Plasmの動向に注目していきたいと思います。

会社情報

会社名
Stake Technologies株式会社
住所
東京都港区南⻘山三丁目1番30号 エイベックスビル コワーキングスペー ス「avex EYE」内
電話番号

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