バーチャルインフルエンサーの未来を切り開く1sec、1億円の資金調達

株式会社1secが、2023年に入り1億円の資金調達を実施しました。この資金調達は、バーチャルインフルエンサーのグローバル展開を加速するための重要なステップです。1secは2019年に設立され、日本初のバーチャルインフルエンサーの企画、開発、マネジメントを行うクリエイティブプロダクションです。

1億円の資金調達の背景

当社の資金調達は、ベンチャーキャピタルや事業会社からの出資により実現しました。この資金によって当社は、開発体制を強化し、自社のインテレクチュアルプロパティ（IP）のグローバル展開を進める計画です。また、AI事業の立ち上げも視野に入れているとのことです。

1secの代表取締役社長、宮地洋州氏は、2020年に行われたオリンピックを契機に、日本発のコンテンツが世界中で注目されることを見越して会社を設立したと述べています。特に、バーチャルインフルエンサーはファッション、ミュージック、エンターテインメントの分野で新たなアイデアを多く掘り起こす可能性を秘めています。

リアルとバーチャルの架け橋

1secのバーチャルインフルエンサー「Liam Nikuro（リアム・ニクロ）」は、世界で2番目、そして日本初の男性バーチャルヒューマンです。彼は2019年4月にインスタグラムでの活動を開始し、フォロワー数は1.2万人を超え、多くのメディアで取り上げられ、現在では15ヶ国以上で話題となっています。

Liamの魅力は、彼の独自のスタイルとAIを活用したインタラクティブなコンテンツにあります。彼はただのキャラクターではなく、フォロワーとのコミュニケーションを通じて、リアルな感情やストーリーを展開することができます。これにより、新しい形のエンターテインメントを提供し、多くのファンを惹きつけています。

未来に向けた挑戦

1secは今後も、「Wow!!」「Dam it!!」と世界を驚かせるような新たなプロジェクトを続々と展開していく予定です。バーチャルインフルエンサーとAIの融合がもたらす未来に期待が高まりますが、これには多くの人々の協力が不可欠です。1secは強い意志を持ち、さまざまなパートナーシップを築きながら、この新たな挑戦を進めていきたいと考えています。

この資金調達を通じて、1secはその展望を実現するためにさらなる飛躍を目指します。現代のデジタルカルチャーが融合する中で、バーチャルインフルエンサーの存在は益々重要性を増すことでしょう。今後の1secの動向に注目です。