LabBase、MJIITと包括的学術協力に関するMoUを締結
2025年10月14日、株式会社LabBaseは、マレーシア・クアラルンプールで開催された「MJIIT Innovation and Industry Exhibition & Exchange 2025(MJIIX 2025)」において、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)と包括的な学術協力に関する覚書(MoU)を締結しました。この規模の大きな協力関係を通じて、日本とASEAN地域の理工系人材を結びつける新たな国際産学連携モデルが形成されます。
このMoUは、研究や教育の分野において、学術と産業の相互のエクスチェンジを推進することを目的としており、特に日本の企業がASEAN地域の大学と連携し、これまで以上に多様な人材育成を図ることが期待されています。
優れた演説と新たな展望
授与式では、MJIIT院長のヌルカマル・アブ・フサイン准教授やUTM副学長のモハド・シャフリー・モハド・ラヒム教授が開会の挨拶を行い、さらに在マレーシア日本大使の四方氏が基調講演を行いました。この中で、日本とASEANの間での教育及び産業の連携の重要性が強調されました。
その後、LabBase代表の加茂倫明氏とモハド・シャフリー教授が協定書に署名し、双方の握手により長期的な人材交流と研究の推進に向けた新たな一歩が示されました。
学生と研究者が織りなす活気あふれる場
開会式の後には「IKoHza/研究展示・イノベーションショーケース2025」が開催され、学部生から博士課程の学生が様々な研究テーマを発表しました。そこではAIやデータサイエンスを用いた実践的な研究が多く見られ、社会的な課題解決に向けた取り組みがなされました。
参加者間では国籍や専門分野を超えた意見交換が活発に行われ、学際的なネットワークの形成が進んでいきました。午後には研究施設見学ツアーや産学連携セッションも行われ、新たな協業の可能性について具体的な手応えを感じる機会もありました。
表彰式と学生への讃辞
閉会式では、ヌルカマル・アブ・フサイン准教授によるスピーチに続き、「IKoHza Research Innovation Awards」や「MYRA Research Achievement Awards」などが行われ、参加した学生たちの成果が称賛されました。これにより、彼らの努力が認識され、今後の研究活動へのさらなる意欲が期待されます。
未来への期待と協力への意義
「MJIITは、日本の専門知識とマレーシアの革新精神を結ぶ架け橋として設立されました」と述べるヌルカマル・アブ・フサイン准教授は、LabBaseとのパートナーシップを通じて国際的な産業連携をさらに推進し、持続可能な未来に貢献する意義を強調しました。加茂倫明氏も、国境を越えた研究者・学生・産業界のつながりを重視し、新たなモデルケースを築くことの重要性に言及しました。
同イベントを通じて、LabBaseとMJIITの協力により、未来の研究環境がより豊かになることが期待されています。これからの日本とマレーシア、そして国際社会の持続可能な発展に向けた新たな一歩に注目が集まります。