株式会社シード、DBJ環境格付取得の快挙
株式会社シード(本社:東京都文京区)は、2025年3月31日付で、日本政策投資銀行(DBJ)から「DBJ環境格付」を取得したことを報告しました。この評価は、企業の環境経営への取り組みが先進的であると認められた結果です。シードがこの格付を取得するのは、2021年度から4年連続であり、今年度は評価ランクがさらに上昇しました。
この「DBJ環境格付」は、DBJが独自に開発したスクリーニングシステムに基づき、企業の環境への配慮を数値化し、優れた企業を選別するという世界初の融資プログラムです。
高評価の理由
今回の評価において、シードは以下の点が特に評価されています:
1.
環境負荷低減への取り組み
シードは、製品ライフサイクル全体を通じて環境負荷を低減するため、「シードエコロジーマーク基準」を新たに設け、製品パッケージの省資源化に注力しています。この取り組みは、持続可能な製品開発を進める模範として評価されました。
2.
BLUE SEED PROJECT
使用済みのブリスター包装の回収および再資源化を行う「BLUE SEED PROJECT」も高く評価されました。このプロジェクトは、自治体との協力により、消費者向けイベントを実施し、ブリスターを持参した顧客にはインセンティブを提供することで、回収活動を拡大しています。これにより、自社製品の競争力向上にも寄与しています。
3.
サステナビリティ経営の基盤
シードは、新たな企業の目的(パーパス)に向けた取り組みを進めており、環境や人権に配慮したCSR活動の重要性を従業員に教育しています。これにより、持続可能な経営基盤を構築することを目指しています。
4.
持続可能なサプライチェーン構築
同社は、サプライチェーン全体で環境配慮の調査を行い、新たに人権リスクの評価にも取り組んでいます。このような活動を通じて、より持続可能な経営を実現し、社会的責任を果たす企業モデルの確立を目指しています。
BLUE SEED PROJECTの詳細
「BLUE SEED PROJECT」は、使い捨てコンタクトレンズのブリスターを回収する取り組みです。眼科やコンタクトレンズ販売店に回収ボックスを設置し、メーカーを問わずブリスターを回収します。収集されたブリスターはリサイクル事業者によって再資源化され、物流パレットとして生まれ変わります。その収益は、海洋ごみ問題の解決に向ける一般社団法人JEANに全額寄付されます。
これからのシード
シードは、今後も環境保護の取り組みを進め、サステナブルな社会の実現やカーボンニュートラルの推進に貢献していく所存です。今回の評価は、シードにとって大きな自信となり、さらなる進化を遂げる原動力となることでしょう。環境への配慮に積極的な姿勢が、ますます求められる現代において、シードの取り組みが注目されることは間違いありません。
株式会社シードの概要
- - 代表者: 浦壁 昌広
- - 所在地: 東京都文京区本郷2-40-2
- - 設立: 1957年10月9日
- - 資本金: 35億3,231万円
- - 事業内容: 1. コンタクトレンズ事業 2. コンタクトレンズケア事業 3. その他(医薬品・眼科医療機器等)
- - 公式サイト: シード公式サイト
シードは、今後も引き続き持続可能な取り組みを進め、社会に対して良い影響を与え続ける企業であり続けるでしょう。