墨田区の伝統工芸を次世代に伝える「大江戸すみだ職人展」
2025年9月18日(木)から21日(日)まで、東京・墨田区のすみだ北斎美術館MARUGEN100で「大江戸すみだ職人展」が開催されます。この展示会は、墨田区に根付く職人たちの技術や文化を体験できる貴重な機会です。
職人技に触れる体験型展示会
「大江戸すみだ職人展」では、実際の職人による製作実演や工芸体験を通じて、訪れる人々が職人の技に直接触れることができます。例えば、友禅染めや小畳作り、木版画の摺り体験、さらには北斎柄のミニ屏風作りなど、多彩な体験メニューが用意されており、子供から大人まで楽しめる内容となっています。
ジャパニーズクラフトの魅力を堪能
墨田区は、江戸時代から続く伝統工芸の宝庫であり、葛飾北斎もこの地を愛しました。職人たちが手がけた作品を30センチの距離から見ることで、その精密さと美しさを実感できるのです。昨年度には約1,300名の参加者がこのイベントに訪れ、職人と会話をし、技を見て、共に作品を作って楽しむことができました。
展示会の詳細情報
開催期間は9月18日から21日で、時間は毎日10時から16時30分まで。会場となるすみだ北斎美術館MARUGEN100は、墨田区亀沢に位置します。主催は大江戸すみだ職人展実行委員会で、墨田区の協力を得て運営されています。また、東京新聞が後援し、地域観光の向上を目指す一般社団法人墨田区観光協会やGlimpse合同会社も協力しています。
工芸体験と特別販売会の申し込み
工芸体験への参加は、事前予約と当日受付が可能です。ただし、悪天候により屋外での体験が中止となる場合もあるため、公式サイトで最新情報を確認しておくことをお勧めします。 また、特別販売会では参加する職人の作品だけでなく、墨田の名物や銘菓も販売されます。職人の技術を映した作品を手に取るチャンスです。
伝統を未来へ繋ぐ取り組み
大江戸すみだ職人展は、墨田区の伝統工芸の技術や文化を次世代へと伝える重要な活動です。施行役である田中英二氏(株式会社二葉桐工房社長)は、地域の職人たちの技術を広くPRし、全国に向けて伝えていくことを目指しています。
伝統工芸の素晴らしさを間近で体験できる貴重な機会をぜひお見逃しなく。墨田区の職人たちの魅力が凝縮された「大江戸すみだ職人展」で、あなたも日本の伝統に触れてみてはいかがでしょうか。