三川内焼とルクセンブルク
2024-11-28 14:31:18

長崎の三川内焼がルクセンブルクの文化を融合した陶芸作品を展示

今回の展示の背景と意義



長崎県三川内焼とルクセンブルクの文化を融合させた陶芸作品が、2024年11月28日から12月4日にかけて東京ドームシティで開催されるテーブルウェア・フェスティバル2024に出展されます。このプロジェクトは「Heart Cycle Connections 2024」と命名され、日本の伝統工芸を海外の文化と交わることで新たな形を生み出そうとしています。

文化の架け橋となる陶芸作品



この取り組みは、非営利活動法人ZESDAが後援し、実施主体である8PEACEが中心となって行われています。長崎県の三川内焼を代表する職人、中里太陽氏が日本の陶芸技術を生かしながら、ルクセンブルクの文化も取り入れた創作を進めています。具体的には、薔薇や桜のモチーフを取り入れたマグカップ、箸置き、盃の3点を制作しました。

特に注目すべきは、マグカップのデザインに2025年の大阪・関西万博に出展予定のルクセンブルクパビリオンのモチーフを融合させた点です。これにより、双方の文化をより深く理解し合うためのきっかけが提供されます。

国際交流を深める取り組み



展示作品に関しては、東京での公開に続き、2025年2月には在ルクセンブルク日本大使公邸にて披露される予定です。このレセプションは、両国の文化交流のさらなる発展を目指した重要なイベントとなります。また、2027年には日本とルクセンブルクの外交樹立100周年を迎えるため、各種の文化発信活動も計画されています。

さらに、在ルクセンブルク日本国大使館やバルセロナ日本国総領事館との協力により、ワークショップや講演会などの文化交流イベントも開催予定です。ルクセンブルクやバルセロナでの陶芸制作デモンストレーションや日本酒の試飲ワークショップを通じて、より多くの人々と日本の伝統文化を共有することを目指しています。

職人の想いと技術



中里太陽氏が代表を務める平戸洸祥団右ヱ門窯は、400年以上に渡る伝統的な陶芸技術を誇ります。「平戸菊花飾細工」という独自の技術を基にし、手作業で緻密な作品を作り上げるその技術は、世界でも評価されています。特に今回のプロジェクトでは、日本を象徴する桜の細工と、ルクセンブルクの薔薇の細工を掛け合わせることで、新たな表現を形作りました。

太陽氏は、「江戸時代からの職人技を大切にしながら、新しい形のものづくりを目指しています。文化の違いを超えて皆様に感動を提供できればと願っています」と語ります。

テーブルウェア・フェスティバル2024の概要



  • - 日時: 2024年11月28日(木)~12月4日(水)
  • - 場所: 東京ドームシティプリズムホール
  • - 入場料: 当日券1,800円(税込)
  • - 主催: テーブルウェア・フェスティバル実行委員会

このプロジェクトは、国際的な視点で日本の伝統を発信する機会となり、多くの人々に新たな文化の楽しみ方を提供するものです。詳細な情報は、公式サイトまたはクラウドファンディングページから確認できます。

まとめ



三川内焼とルクセンブルクの文化が生み出した新たな陶芸作品をぜひこの機会にご覧いただき、文化に対する理解を深めていただければと思います。私たちの生活の中に伝統工芸がどのように彩りを加えるか、そのアートの力を体感してみてください。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人 ZESDA(日本経済システムデザイン研究会)
住所
東京都中央区銀座1-22-11銀座大竹ビジデンス2F
電話番号

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