太陽光発電と福祉
2024-09-02 20:10:43

太陽光発電システム導入で持続可能な未来を目指す長野の福祉施設

太陽光発電システムで持続可能な未来へ



株式会社みらいさい福祉会(代表取締役社長:御小柴 普介)は、長野県安曇野市に位置する住宅型有料老人ホーム「愛光苑あづみの」に33.3kWの完全自家消費型太陽光発電システムを導入しました。このシステムは2024年7月29日から運用を開始し、環境保護と高額な冬の光熱費対策を目的としています。

導入の背景


近年、気候変動に伴う異常気象が顕著になってきており、特に高齢者施設では入居者の快適さが重要視されています。夏の急激な暑さや冬の厳しい寒さは体調維持を難しくしており、そのためにエアコンや暖房機器の使用が増えています。しかし、その増加に伴い電気代や燃料費も高騰しているため、持続可能な運営が求められています。

こうした状況を受け、みらいさい福祉会は光熱費削減とクリーンエネルギーの利用を同時に実現する方法を模索し、太陽光発電システムの導入を決定しました。

設備の詳細


設置された太陽光発電システムは、以下のような特長を持っています。
  • - 発電出力(モジュール):33.3kW
  • - 発電出力(パワーコンディショナ):29.7kW
  • - 設置面積:約155m²

このシステムによって、愛光苑あづみのは初年度で年間約42,000kWhを発電することを見込んでいます。この発電量は、一般家庭の年間使用電力約10件分に相当し、施設で必要な電力の約28%を削減する計画です。

環境への貢献


また、太陽光発電システムの導入によって、施設のエネルギー消費から排出されるCO2が年間20t(杉の木に換算すると約2,200本分)削減されると予測されています。このように、エネルギーの自給自足を進めながら、環境への負荷を軽減する取り組みが進められているのです。

未来への展望


今回の投入により、福祉施設としての生活環境を改善するだけでなく、持続可能な未来を目指す一歩となることが期待されます。太陽光発電の普及が進む中で、環境意識の高い施設運営が評価され、入居者とその家族にとっても安心感を提供できることでしょう。みらいさい福祉会の取り組みは、今後の福祉施設における新たなモデルとして、他の施設にも広がっていく可能性があります。

このように、太陽光発電を取り入れた福祉施設の運営は、入居者と地球環境の両方に笑顔をもたらす取り組みとして、今後の注目を浴びることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社みらいさい福祉会 愛光苑
住所
電話番号

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