小林一毅の独特な視点が生み出すテキスタイルアート展
2025年6月7日から7月7日まで、東京・江東区にあるgallery stoopにて、「Between black & white」― Kobayashi Ikki×fujie textile Exhibitionが開催されます。この展覧会では、グラフィックデザイナーの小林一毅氏とフジエテキスタイルが合作したテキスタイルアートの新作が先行展示されます。
展覧会の背景とテーマ
小林一毅氏は、日常に潜む風景や瞬間を独特な視点で捉え、これを基にした図案を描き続けています。本展は、彼が描き出す曖昧で不確かな存在感をテキスタイルアートとして表現した作品を紹介します。タイトルである「Between black & white」は、2019年から続いているテーマで、黒と白のコントラストを通じて生活に温もりと柔らかさをもたらすことを意図しています。
フジエテキスタイルとのコラボによる今回は、特に“黒”と“白”のみを使用しているため、小林氏の独自の世界観が一層際立つ作品が期待されます。彼の作品は、作品ごとに硬さと柔らかさのバランスが巧みに表現され、見る者に新しい感覚をもたらします。
展示作品の魅力
展覧会では、平面作品22点と立体作品2点が展示される予定です。平面作品は、綿麻をベースに箔プリントで表現されたデザインで、形や線を用いて日常の断片を視覚化しています。一方、立体作品「ふう」は、生地の特徴を活かした新しい造形技法で表現されています。
例えば、緊張感のあるデザインを持つ立体作品は、力強い銀色の質感が特徴で、サイズは440×90×730mm。価格は300,000円(税別)です。これらは手作業で作成され、各エディションにはナンバーも付与されます。
インテリアとのコラボレーション
空間スタイリングには、インテリアスタイリストの竹内優介氏を迎え、ヴィンテージ家具や名作家具とともに展示が行われます。ここでしか体験できない特別なインテリアの提案が魅力的です。本展では、小林氏の作品がどのように他のアートや家具と調和するのか、視覚的に楽しむことができるでしょう。
展覧会の情報
展覧会は2025年6月7日から7月7日まで、東京都江東区のgallery stoopで行われます。営業時間は11:00から19:00までで、最終日は月曜日ですが、特例として開催予定です。
開催にも関わらず、小林氏の独特な解釈が込められた作品の数々が、観る人々に新たなインスピレーションを与えてくれることでしょう。
興味のある方は、事前準備をし、ぜひ足を運んでみてください。新しい視点でのテキスタイルアートの世界が、あなたを待っています!