女性リーダー育成を目指すJCCPとMentor Forの研修プログラム

女性リーダー育成を目指す研修プログラム

株式会社Mentor Forが、一般財団法人JCCP国際石油・ガス・持続可能エネルギー協力機関と共に、女性リーダーの育成を目的としたメンター研修を行いました。この研修は、UAE、サウジアラビア、オマーン、クウェートといった産油国から来日した12名の女性リーダーを対象に、英語で行われました。

1. 背景と目的

JCCPは1981年に設立され、石油や天然ガスの精製・物流・販売の分野で人と技術の交流を背景に、国際的なメンターシップを通じて人材を育成しています。その中で、Mentor Forが提供するメンター研修が採用され、国の枠を超えた女性リーダーの育成を実現しています。

Mentor Forの目的はメンター制度を通じた女性の活躍で、これまでに6年以上の経験を積んできました。この研修は、メンタリングとそれに伴うスキルアップを目的としており、個々のキャリア開発にも寄与します。

2. メンター研修の内容

2025年5月21日、東京で行われた「Mentorship Training」には、湾岸諸国の国営石油会社での上級管理職・候補者の女性たちが参加しました。彼女たちは、率先してロールモデルになりたいという前向きな意欲を持っており、リーダーシップやキャリア開発について学ぶことに高い関心を寄せていました。

研修内容には、リーダーシップの視座を高めるための講義や演習が含まれました。受講者は自分自身のリーダーシップ像を考え、それを実現するための具体的なGiapを探求する機会を得ました。これにより、参加者同士での活発な議論も生まれました。

3. 講師とファシリテーション

この研修では、Mentor Forの公式メンターである荻原直保子さんが講師を務めました。彼女は医療機器分野で30年以上のキャリアを持ち、グローバルな視点で受講者にメンタリングの重要性を伝えました。多様な文化背景を持つ受講者たちとともに、意欲的な対話が展開されたことも印象的でした。

4. 受講者の評価と感想

研修後のアンケートでは、参加者から平均3.56点の高評価を受けました。意見の中には「今後もメンタリングに関連するプログラムをぜひ希望したい」という声もあり、受講者の関心が非常に高いことが示されました。特に、トップマネジメントからのメンタリングを受けたいという希望は多く寄せられました。

5. 今後の展望

Mentor Forは、コアとなる人材育成に焦点を当て、組織全体の成長を促進するさまざまな施策を展開していく予定です。国際的な視点を持つ女性リーダーの育成に注力し、メンター制度や研修を通じて、女性活躍推進およびDE&Iの全体的な推進を図っていきます。

国際的な協力が重要視される今、Mentor Forはその貴重な経験を活かし、さまざまな企業において人材の成長をサポートしていくことが求められています。国や文化を越えたメンタリングが多くの女性リーダーを育成し、次世代へとつなげていくことでしょう。