立命館大学の混雑可視化
2022-11-25 19:24:55

立命館大学でバス停混雑状況をAIで可視化する実証実験を開始

近年、我々の生活において、AI技術の活用が一層進んでいます。特に公共交通機関利用者にとっては、混雑を避けるための情報が重要となります。このような背景の中、立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)では、株式会社アプリズムが開発したAIを活用した混雑検知システム「tsumiki」を用いた実証実験が実施されています。このプロジェクトは滋賀県の推進する「滋賀県近未来技術等社会実装推進事業」の一環として、立命館大学、滋賀県、株式会社アプリズムの三者が連携し進められています。

このシステムの目的は、バス利用者が事前にバス停の混雑状況を把握できるようにし、無駄な待ち時間を軽減することです。学生や教職員が多く利用するBKCキャンパスの交通の便を向上させる狙いがあります。利用者は、スマートフォンを使ってバス停の混雑状況をリアルタイムで確認することが可能となり、混雑を避ける行動を取ることができます。たとえば、混雑している時間帯には学食やカフェで時間をつぶしたり、雨の日には校舎内で待機するなどの選択肢が生まれ、より効率的かつ快適にバスを利用できるようになります。

混雑状況を正確に検知するには、バス停およびその周辺に設置されたAIエッジカメラが用いられます。これらのカメラはプライバシーに配慮しつつ、各自のカメラ内で写真を処理するため、外部にデータを送り出すことがありません。これにより、個人情報の保護が担保され、安全に運用されることが可能です。システムは、特別な会員登録などを必要とせず、簡単にアクセスできるため、多くの学生や教職員が手軽に利用できるのも魅力の一つです。

この実証実験は2022年8月26日から10月5日まで行われ、データや利用者のFeedbackをもとに、今後の改善やサービスの拡充が図られる予定です。特に、今回のプロジェクトに参加することで、立命館大学はさらなる技術発展を目指し、学内外との連携を深め、地域社会への貢献を果たしていく意向を示しています。

このように、立命館大学が提供する新たなサービスは、AI技術を通じて学生生活を一層充実させ、より効率的な交通機関利用をサポートするものです。混雑状況の可視化は、学生だけでなく地域住民や他の利用者にもかかわる重要な取り組みであり、今後の進展に期待が寄せられます。皆さんもバス停に向かう前には、これを利用してストレスフリーな移動を楽しんでみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
株式会社アプリズム
住所
大阪府大阪市中央区難波5-1-60 なんばスカイオ 27階 WeWork
電話番号

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