手足口病が流行中! 東京都で警報基準超え、注意喚起が発表される
東京都は、手足口病が流行しているとして、注意喚起を発表しました。都内の小児科定点医療機関からの報告によると、第24週(6月10日~16日)の患者報告数が2年ぶりに東京都の警報基準を超えました。
手足口病は、主に夏に小児を中心に流行する感染症です。ウイルスによる感染症で、特異的な治療法はありません。感染予防策としては、こまめな手洗い、マスクの着用、咳エチケットなどが重要です。
東京都では、手足口病の患者発生状況を監視しており、都内31か所の保健所のうち、11か所が警報レベルに達しています。警報レベルにある保健所管内人口の割合は、東京都全体の35.67%に達しており、警報基準を超えています。
都全体でも、定点当たり患者報告数は5.0/週に迫っており、手足口病の流行が拡大している状況です。東京都は、今後も手足口病の発生状況を注視し、必要な対策を講じていくとしています。
手足口病の症状は、口の中、手のひら、足の裏などにできる発疹や水疱が主なものです。熱を伴う場合もあります。ウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手についたウイルスが口に入ったりすることで感染します。アルコール消毒が効きにくいため、流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。咳やくしゃみをする際には、口と鼻をティッシュ等でおおう咳エチケットを心がけましょう。症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれるため(2~4週間)、トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。
手足口病の流行が拡大している状況を受け、東京都は、家庭や保育所、幼稚園、学校等においても、感染予防対策の徹底を呼びかけています。
東京都で手足口病の流行が拡大しているとの報道を受け、改めて感染症対策の重要性を認識しました。手足口病は、特に乳幼児や小さなお子さんにとって重症化しやすい病気であるため、注意が必要です。
今回の報道では、東京都が警報基準を超えたことが明らかになり、その深刻さが浮き彫りになりました。手足口病は、ウイルス感染症であり、特効薬がないため、予防が最も重要です。こまめな手洗い、マスクの着用、咳エチケットなど、基本的な感染予防対策を徹底することが、自分自身を守るだけでなく、周りの人たちを守るためにも不可欠です。
また、手足口病は、夏場に流行しやすい病気です。夏場は、気温が高く湿度も高いため、ウイルスが活発に活動しやすい環境となります。そのため、夏場に手足口病にかからないためには、普段から健康的な生活を送ることが大切です。バランスの取れた食事を心がけ、十分な睡眠をとり、適度な運動をすることで、免疫力を高め、病気にかかりにくい体作りを心がけましょう。
今回の東京都での手足口病の流行は、私たちに、感染症対策の重要性を改めて認識させるものでした。自分自身と周りの人たちを守るためにも、感染予防対策を徹底し、健康的な生活を送るように心がけましょう。